経営の科学し哲学し実践する明治学院大学岩尾ゼミのページです。

社会科学の力で世の中から不合理・不条理・非効率を減らしていく。そのために「経営を科学する、経営を哲学する」ことを学ぶ明治学院大学岩尾ゼミです。ゼミの活動は、座学での経営理論についての学習と、毎年何らかのプロジェクトに取り組むことで経営を実践してみるという実践面での学習の二つがあります。これによって、「組織の中の他人に自分の意図を正しく伝える」ために論理的に考え、理路整然とコミュニケーションができる人材を育成することを目標としています。

記事

いかにして「自分たちは何をする組織なのか」を伝えるか?:センスメーキングとPando

岩尾俊兵

 企業であれ、非営利団体であれ、政府や公共団体であれ、あるいは個人であれ「私(この組織)はどんな組織か?」を他者に伝えることは、マネジメントの一大課題である。 たとえば企業の場合、役員や従業員に、...

高度情報化社会で勝ち抜く人

岩尾俊兵

 現代は高度情報化社会などといわれる。誰もが感じ取っているようにインターネット上には情報があふれ、ひと昔前だったら手に入らなかったような情報や手に入れるのに多大なコストが必要だった情報に、今では誰...

人工社会シミュレーションからみる新型コロナウイルス

岩尾俊兵

 最近、新型コロナウイルスが猛威をふるっている。 その結果として研究会が中止されたり、ビジネスミーティングが延期されたりなどしていて、普段社会との接点が普通の社会人よりは少なめな私でもコロナの影響...

衝突・統合・調整と『創造的経験』:どうすれば組織の中で人はイキイキと仕事ができるのか?

岩尾俊兵

 メアリー・パーカー・フォレットという女性がいる。1900年代初頭に活躍した経営学者で、ピーター・F・ドラッカーなど多くの思想家や経営者に影響を与えた人物だ。彼女の代表著作は『創造的経験』という本で、そ...

自宅待機中の経営学自習方法(学部生版)

岩尾俊兵

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、あいかわらず多くの学生が自宅待機を余儀なくされている。元がポジティブ・シンキングな人でも、図書館や本屋さえ開いていない(そもそも出かけられない)現状でどう勉...

愚かさの技術

岩尾俊兵

 「愚かさ」こそが人類を進歩させてきた、という指摘がある。もとは経営組織についての研究でノーベル賞を受賞したハーバート・A・サイモンと、その共同研究者ジェームズ・G・マーチによって発見されたものだ。...

【解説動画】『週刊エコノミスト連載』;「起業流行り社会」の落とし穴

岩尾俊兵

 ここでは、「資源とアイデア(情報)とが別の場所に滞留した場合、イノベーションが不活性化する」ことを出発点に、イノベーション創出に有効な社会・組織制度を考えた。本研究でのマルチエージェントシミュレ...

結局のところトヨタは「カイゼン」からいくら稼いでいるのか?

岩尾俊兵

 2019年12月23日~25日にかけて学術書『イノベーションを生む“改善”:自動車工場の改善活動と全社の組織設計』(有斐閣)が発売される。イノベーションの必要性が叫ばれ、「改善なんかやってるから日本はダメな...

おじいちゃんベンチャーの底力:定年後に起業して上場する人たち

岩尾俊兵

 人工知能、拡張現実、ロボットなどで起業したときくと、若くて勢いのあるカリスマ的な経営者をイメージする人が多いかもしれない。実際に、Googleを創業したブリンとページは博士課程に在籍する大学院生だった...

全てを出し切った成果報告会(SSDC班 最終日)

鈴木 眞由子

皆様 こんにちは。Bチームゼミ長の鈴木眞由子です。一般社団法人社会システムデザインセンター(SSDC)様主催の事業創造デザインプログラムは9月11日から11月6日の約2ヶ月間行われました。最終日であるDa...

事業創造デザインプログラムAdvanced Day7

今橋 珠希

皆様こんにちは。Aチームゼミ長の今橋珠希です。5月8日から参加させていただいている一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)様主催の事業創造デザインプログラムDay7の活動が、7月3日に行われました...

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