私の中でMGCは人生における分岐点といっても過言ではない。
ファッションが好きな私にとって、アパレル業界は夢のような世界で毎日違う服を着ておしゃれを楽しんでキラキラしているイメージだった。
今の世の中、「流行」だけでなく「個性を表現するもの」でもある服は、安価でそれなりに質がよく若い世代でも気軽に手に入れることができるようになった。
しかし、なぜその服は安いのか、誰がこの服を作っているのかなんて一回も考えたことはなかったし、正直言って興味も湧かなかった。
だって、今までの私は、服だって機械によって大量生産されてると思ってたから。
だけど、服は今でも人の手によって作られていて、その人たちは低賃金で過酷な労働環境下で働いていた。正直そんな事実は知りたくなかった。
だけど、知ったからには向き合わなきゃいけないし、自分の憧れであるアパレル業界が人を傷つけ、地球を破壊していることが許せなかった。だから私は声を大にして言いたい!
「あなたの服は誰が作りましたか?」
そして、ファッション業界における社会問題をいろんな人に知ってほしい!
決して、ファストファッションを全て否定しているわけではないし、ファストファッションだけが悪いわけではない。
ファッションに興味がなくてもみんな服を着るから、服を買う時に
・どのくらい着られるか
・値段だけで決めてないか
を気にしてほしい!
私たち学生にとってファストファッションは必要不可欠といっても過言ではない。
ファストファッションを買わなければいいという問題ではない。だって、その服を作っている人たちはどんなに低賃金でも職を求めてるから。
私の考えでは、いかにその服を着回せるか、その服が本当に欲しいのかを考えること、捨てるという選択をあげるという選択に変えること、が私たち学生ができる第一歩だと考える。
ファッション業界における社会問題は、人権や環境破壊など様々な形で存在している。
どこからの視点でも、少しでもファッション業界の明るい未来を願って、みんなの服への考えを変えられたらと思う。
ただ自分が着るだけじゃなく、人や環境まで思いを巡らせたファッションはすてきですね。