世界一幸せな国 ブータンのオーガニックコットン

こんにちは!MGClosetの藤井るなです。

わたしは今年の2月にブータンへ2週間の校外学習へ行ってきました。そのことをどうしても共有したかったので書こうと思います。

今回はその中でも、チモン村のオーガニックコットンについてを書きたいと思います。ブータンでは昔から着るものは食事と同じくらい大事かそれよりも大事とされてきました。また、昔から女性が結婚する時に長い時間をかけて織ったゴという民族衣装を男性にプレゼントするのが伝統になっており、そのことからも着るものが大切だったということはとてもよくわかります。

なので、村ではよくコットンを栽培して伝統衣装のキラという着物に似たような形のものを作られていました。無農薬で栽培され、収穫されたコットンは村の人の慣れた手つきで、木で作られた手作りの機械を使いながらタネとコットンとに分けられていきます。

そして分けられたコットンの実はこのように弓のようなものでふわふわにされていきます。

それを今度は丸めて、木の機械を回して糸にしていきます。わたしはすべての工程を体験しましたが、これが1番難しくてすぐ切れてしまうんです…。村の女性たちはお話ししながら楽しそうに作業をどんどん進めていっていました。

糸にしたら、機織りで織ると完成になります。

この作業ができる人が一度は途絶えそうになったのですが、また復活させたそうです。また、糸を染めるときも天然の植物を使って染めていたので、布を作るための全ての作業がこの村の中で完結するのがとても素晴らしいと思いました。

また、現代の日本では働くことによるストレスや過労で体調を崩したり、命を落としている人が少なくありません。しかし、このようなブータンの村の人々のような仕事の仕方だとストレスフリーでむしろ仕事を楽しむ姿がたくさん見れられました。それがこの国の人々が世界一幸せだといわれることの一つなのかもしれません。