岡本太郎の名言を紹介したい。
人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。夢がたとえ成就しなかったとしても、精一杯挑戦した、それで爽やかだ。
どんなスポーツでも最後まで勝ち続けて終わるチームは優勝した1チームだけで、その他のチームは必ずどこかで負けて終わる。
私は明学のコーチに就任した時、「後悔ないように」という話をした。
何事も結果は大事だが、『後悔しない』ということはそれ以上に大事なことだと私は思ってる。
この岡本太郎の言葉は、この私の考えに非常に似ていて心底気に入ってる。
途中で敗退した全てのチームが本当に負けなのかと言われたらそんなことはないと私は思う。
岡本太郎の言葉をスポーツに転用すると、『精一杯努力、挑戦したチームは、結果はどうであれ、真の勝者であり成功者だ』ということ。うん、これは非常に素敵な考え方であり、間違いないと思う。
もちろんこれはコーチにも当てはまる。今年は明学1年目で人間関係を作るところからのスタート。コロナもあり、指導者としての力不足を感じることが多かったが、学生皆んなの能力の高さに助けられ、1年目としてはそこそこ良い感じのチームにもってこれたかなと感じてる。つまり、後悔は全くない。私なりの100%を出せたと考えている。
皆んなはどうだろうか?
精一杯やった、100%を出せた、後悔はない、と胸を張って言えるだろうか?
自信を持って言えない人がいたとしても大丈夫、あと1ヶ月くらいある。まだまだやれることはある。
努力量を人と比べなくていい、自分なりに精一杯やったと胸を張って言えるかどうかが重要だ。
もう一踏ん張り、ラストスパート頑張ろう。
シーズン終了後の皆んなの爽やかな顔を楽しみにしている。