大学ラグビー人生を振り返って 〜成田 浩太朗編〜

1. ラグビーで得たもの、学んだこと

仲間を得ることができた思います。ありきたり過ぎてこれを書くかどうか迷ったのですが、小学校〜大学のラグビー人生を振り返って考えた時に、他にも忍耐力や責任感などの内面的なものがある中でこれが1番私の人生に大きく影響を与えていると思いこの言葉を選びました。仲間になるのはラグビーを部活としてやっていて同期とはただ単に一緒にいる時間が長いからということもありますが、他にラグビーのキツさが理由としてあると思います。ラグビーが肉体的のも精神的にもキツいスポーツで、キツいからこそお互いが助け合いそのキツさを一緒に経験しているということが人を強く結び付けことができると考えています。小学校〜高校の同期とは年を重ねてもよく会っておりラグビーを通して得た仲間というのは私にとって大事なものです。

2.4年間を振り返ってみて

本当に楽しい思い出ばかりで部のメンバーに恵まれたと感じています。私は2浪して入学したので先輩と年齢が一緒だったり、或いは私の方が年上だったりしたため先輩達も接し方が難しく思うだろうなと不安な部分がありました。しかし、先輩に浪人で入学した部員がいたこともあってか温かく受けてもらい、最後にはタメ口で話すような先輩もいて非常にありがたかったです。同期は人数が少なく、ほぼ全員が歳が2つ違いのため心配していましたが、非常に馴染みやすい雰囲気で受け入れてくれました。そのことは学生生活自体に不安を持っていた私にとって大きな心の支えになったので感謝しています。私の学年は他の学年からもよく言われるくらい仲が良く、4年間の学生生活の楽しい思い出のほとんどが部活同期との思い出です。そのためそのような楽しい思い出を残すことができたのもこのメンバーだからこそだと思うのでこの同期の一員になれたことを嬉しく思います。

3.今シーズンを終えて…

今シーズンは新型コロナウイルスの影響で練習すらすることができない状況が続き、常に公式戦ができないかもしれないという不安がを心の片隅にあるようなシーズンでした。しかし、他の競技の大会が中止となっている中で大会が開催され試合ができない可能性がある中で試合をすることでラグビーができることへのありがたさを改めて感じるシーズンでした。そのようなシーズンでしたが、最終戦に怪我で出場することができなかったことや入れ替え戦がなくなってしまったことで個人としては少し後味が悪いというのが正直なところです。しかし、チームとしては時間が限られていたこともあってか練習の雰囲気などが少しずつ変わり始めたので後輩たちにはその変化を止めずにより高いレベルのチームを目指して欲しいと思います。

4.自分自身の後悔

4年間を通して怪我が多かったことに尽きます。高校はCTBをやっていましたが、大学に入ってからはPRをやり始めたことで「身体をデカく強くしなければ」という気持ちばかりが大きくなりケアを怠っていたことが原因だと思います。2年生でメンバーに選ばれるもシーズン終盤で怪我によって離脱し、3年生の最終戦まで復帰できず、4年生の最終戦直前にも怪我をして試合に出ることが出来ませんでした。試合に出られないことはチームに迷惑をかけるということももちろんありますが、何よりも悔やまれることはメンバーたちと喜びや悔しさを十分に共有することができないということだと思っています。そのため怪我が多かったことで、それらの思いを共有する機会が少なかったことが後悔です。

5.後輩たちへ伝えたいこと

明治学院大学のラグビー部は自由度が高いため自分自身を人として成長させられる場所だと思います。例えばラグビーで強くなりたいと思うなら全体での練習時間は長くないため個人で練習したいことをする時間やウエイトに時間を充てることができます。または部活もやりたいけど勉学などラグビー以外のことに取り組みたいと思っても拘束時間は長くないため十分に時間を充てることができます。以上ように、自分のやりたいことができるというところがこの部の良いところであり、そのため自由がある中で意志を持ち自身をコントロールする力が必要だと思います。周りが授業終わりに帰ろうと誘ってくることを断り勉強をする、ウエイトをする。そのようなちょっとしたコントロールをすることが自律に繋がり自身を成長させることができると思います。

6.応援してくださった皆様へ

今までご声援をいただきありがとうございました。小学校からラグビーを始めてOBや保護者の方々、学校関係者など様々な方に応援していただいたおかげでこれまでラグビーを続けることができました。大学では部員の保護者やOBの方々だけでなく、小学校・中学・高校時代の部員の保護者やOBの方々も応援してくださったことで、より応援に応えなければという気持ちが強くありました。その力は非常に大きなものだったと思います。また様々な制限下での大会開催により、大会の開催に努めてくださった関係者の方々、そして明治学院大学ラグビー部並びに対抗戦Bグループを応援してくださっている方々がいるからこそ自分たちが目標を掲げ全力を注ぎ込むことができるということを改めて実感しました。改めて今までご声援ありがとうございました。今度とも明治学院大学ラグビーへのご声援のほどよろしくお願いいたします。


【明治学院大学体育会ラグビー部】

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