旅の思い出「当たり前に学べること」

こんにちは。

Michiiii10期、スタツア局のかいとです。


今回は「旅の思い出」ということで書かせていただくことになりました。


今回なぜ僕に鬼滅の刃、じゃなくて白羽の矢が立ったかといえば僕がただの旅好きだからだと思います。(余談ですが僕は鬼滅の刃を見たことも読んだこともありません。しっかりブームに乗り遅れています。)

まぁ兎にも角にも僕は、Michiiiiのメンバーの中でも1番旅動画を見ている自信があります。

コロナ前には乗りもしない飛行機のチケットを調べるのが趣味だったり、泊まりもしないホテルを調べるのが趣味だったりしました。(やばい、これじゃあ完全に変な人だ)

おいといて。そんな僕ですが、旅好きになったのはここ数年のことです。

それでも数回の海外旅行と幾らかの国内旅行に行ってきました。

というわけで今回はその中でも印象深いエピソードをご紹介します。エピソードといっても聞いた話なんですけどね。


それでは本編スタート。

2019年10月の香港旅より。


2019年10月の終わり、僕の大学は毎年学園祭が開かれています。

学園祭などというものに全くの興味を示さない僕は、その期間を利用して旅に出ることにしました。

僕に与えられた旅行期間は3日。

移動時間や授業時間(←コラ!)を利用して様々な航空会社を調べているととあるキャンペーンを見つけました。

香港エクスプレスの片道100円セールです。

これだ!と感じた僕は即決し、その場でチケットを押さえるという強行策に打って出ることとなりました。


ところで2019年の香港、というと皆さん何か思われることがあるのではないかと思います。

そうです、デモは大丈夫なのか?ということです。


結論から言うと間一髪というシーンはあれど、僕は「平和」な香港を満喫することができました。


さて、僕の香港旅行は突如として決まったわけですが、来月香港行くわ!と親に報告すると全力で心配されました。当たり前のことです。


そんな時に、僕と親はあることを思い出しました。

そういえば僕の髪をずっと切ってくれていた美容師さんが香港にいる。


そういうわけで、その方に急遽連絡を取って、香港でお会いすることにしました。


この連絡が僕の心に刻まれる出来事のきっかけとなるのはこの時には知る由もありませんでした。



というわけで待ちに待った香港旅の日がやってきました。LCC・香港エクスプレスの早朝出発がきつかった話とか1人で香港ディズニー行った話とか、旅の楽しい思い出も沢山あるのですが、それはまたどこかでお話しできればと思います。


香港旅の初日、先ほどの美容師さんとお食事をさせていただきながら聞いた話を今回は書くことにしようと思います。


先ほども触れたように当時の香港は一国二制度(中国の領土の一部でありながら自治権を保っている状態のこと)が脅かされていたことから、大規模なデモが行われていました。


そんなデモの主力となった人たちはどのような人たちだったでしょうか?


それは、僕たちと同じような年齢の学生たちでした。


デモ活動を通して彼らは、自分たちの未来を守ろうとしたわけです。それは、香港という「国」の伝統を、文化を繋ぐための抗議です。

その一方で、自分たちの未来は守りたいけどデモには参加しないという学生もいます。それもまた素晴らしい決断だと思います。

そんな中で、香港の大学には大きな変化が訪れました。授業に参加する人数が著しく減少したのです。

デモに参加している学生の多くが授業を欠席するようになり、授業に参加するのは少数となりました。

こうして生まれた少人数制の授業は、学生として大きく成長できる機会を生み出すこととなりました。


デモに参加した学生とデモに参加しなかった学生。どちらも香港の未来を憂いてることに変わりはありません。デモに参加するという決断をする学生がいなければ、香港加油という世界を巻き込むムーブメントは起こらなかったでしょう。彼らがいなければ、もうとっくに一国二制度は崩壊していたかもしれません。

ですが、そんな裏でデモの主力となった彼らは大学生としての学びの場を失っていることも事実なのではないでしょうか。

香港の未来を守るために自分たちの未来を犠牲にしている側面がある。

そんなことを皆さんにも考えていただけたらと思います。


まぁ結局僕は、泊まっていたホテルの前がチェックアウトした1時間後にティアガス(催涙ガス)まみれになったらしいという話を後になって聞いたくらいで(←!?!?!?!?)生でデモを見ることはなかったので実感が湧いていないのも事実なのです。先にも言いましたが、僕の目で見た香港は「平和」だったのです。


そういうわけでこの話は、僕がMichiiiiに入る一つのきっかけになった話でもあります。


僕はただの日本の大学生です。

COVID-19の影響を全力で受けながらもどうにかこうにか1年間(オンラインとはいえ)学び続けることができました。

しかし、こうして学べることは当たり前じゃないんだ。ということを今こうして文字にしながら改めて考え直しています。


間違えても構わないから僕らしく生きるのだ。


これは僕の好きなバンド、Czecho No  Republicの「好奇心」と言う曲の歌詞の一節です。


これからも僕らしく、間違えることを恐れずに世界と向き合っていこうと思います。


そういうわけで途中から随分重い話になってしまいましたが、僕の持ちネタで重い話はこのくらいしかないので、次は楽しい話でお会いできたらと思います。

それではチャオ!

メンバーの想い
222件
大西由紀
2021.01.30

現地に行って初めて知る現状、そこから学ぶことは沢山ある。
私もどんどん世界にアンテナを張って、機会があればいろんな場所に行ってみたいです。

みなみ
2021.01.30

香港のデモの話は報道の範囲内では知っていたけれど、「国を守るために自分たちの未来を犠牲にしている」なんてことは考えたこともなかったので、ハッとしました。ただ「授業だるいな」とか言ってイヤイヤ勉強をするのではなく、学べることの幸せを噛み締めながら学んでいこうと思いました。

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