僕らの想い
カンボジアという国がある。
経済成長が止まらない首都・プノンペン。
今はもうスタバだって、ケンタッキーだって、きれいなホテルだってある。
クラブではきらびやかなドレスを着た若者が大騒ぎしている。
でも、絶対に忘れてはいけない事がある。
発展の影で、1日150円で必死に生きている人がいること。
学校に通いたくても通えない子どもたちがいること。
「幸せですか?」という問いに「幸せは全くない。毎日が苦しい。」と答えたスラム街に住むおばあちゃんがいること。
そんな人たちに、僕らは何ができるんだろう?
何をするのが正しいんだろう?
正直答えは分からない。
けれど。
僕たちは確かに見た。
あのギラギラ光る太陽の下、一日中校庭を走り回る元気いっぱいな子どもたちの姿を。
そして、その子どもたちの顔に浮かんでいた「楽しい!」が伝わる純粋な笑顔を。
僕らは、この笑顔を守り抜くと決めたんだ。