偽善者じゃねえよ、本気で3年間かけてきたんだよ

口調が荒いタイトルをつけたことをひどく反省している。だがこれは真実だ。

11月22日(日)は一年で重要な日だ。私たちあおいの年間活動報告会が行われる。高校生、大学生、社会人、サポーターの方を対象に一年間の活動を報告し、ディスカッションをする。そして、3年生はこの日で3年間の活動に終止符が打たれる。

参加者の申込みフォームで「みんながあおいを頑張る理由が知りたい」というコメントをいただいた。なぜだろうか。それを言語化したくてpandoを開いた。

綺麗事じみた内容はどうも書けなくなってしまった。「子どもたちの笑顔が見たいからです」なんて腹の底から言えない。そんな大それたこと。結局自分も笑顔にさせてもらっているから。

2021年1月から現地NGO First Step Cambodiaの性的搾取・虐待の予防ワークショッププロジェクトに支援を開始する。今日に至るまでの3年間は本当に長かった。そしてこの3年間が、わたしがあおいを頑張る理由。

プロジェクトを開始するために対象問題から見直した。本当に児童買春問題でいいのか、ほかに深刻な問題はないのか?大量の英語レポートを翻訳した、未解決の問題はほかにも山ほどあった。

現地NGOに確認しに行った。本当に支援を必要とされている問題は何か、私たちにはなにができるか?帰国後長期間に及び議論をした。結局私たちはどの問題に支援すべきなのか?

私たちは再び児童買春問題を選んだ。時代の変化により形態は変化した、でも依然として問題は存在する。性教育の不浸透が深刻な問題だった。性知識の欠如ゆえ幼い子どもが幼い子どもに手を出してしまうのだ。大人も止めない。あなたが幼い頃にそんな経験をしたら?

だから予防が大切だと思った。「知らないからしてしまう」を無くすこと。加害者の絶対数を減らし、性的搾取や虐待の被害に遭う子どもを少なくする、それが私たちの理念達成になるのではないか。

こんな勉強を話し合いを、3年間ずっとやってきた。だからこのプロジェクト支援はカンボジアに欠かせないものだと、私たちは胸を張って言える。