『成功の反対は失敗ではない!』

では、成功の反対は何か。『成功の反対は何もしないこと』である。これは日本初のシンクタンク日本総合研究所を創設された野田一夫先生のお言葉だ。ドラッカーを日本に認知させた経営学者と言った方が分かりやすいかもしれない。私は野田先生の推薦で宮城大学が開設の時から大学の教壇に立つこととなったが、野田学長の講義は必ず聞かせて頂いていた。ある時、野田学長が学生に向かって投げかけた質問が『君たち、成功の反対は何だと思う?』。名指しされた学生が「失敗」と自信なさげに答えた。すかさず野田学長が大きな声で叫んだのが冒頭の言葉だ。
 何かに挑戦して、仮に上手くいかなかったとしても、それは反省の材料となり、次の挑戦の糧となるに違いない。思ったことは行動に移してこそ価値がある。若者の価値は朝鮮にこそあるのではないだろうか。