フランスでのCOVID-19


 こんにちは、vent arrière の竹花悠太朗です。

 本日はフランス国内でのコロナウイルスが流行するまでの過程を書いていこうと思います。



 1月中旬頃に日本の友達から中国でコロナウイルスがすごいことになっていると聞き、その存在を知りました。フランスでは中国との距離があるせいか、話題にはなっていませんでした。

 その後1月25日に当時フランス第一感染者が出ました。この頃からアジア人留学生の中では、母国からの情報が回ってきいたため、危ないと感じるようになってきました。

 私は1月28日から2月1日までパリにいましたが、街中を歩いているときはマスクをしていました。ですが、フランス人は誰1人としてマスクをしておらず、アジア系の人が皆しているという印象でした。中国人観光客の量ですが、29日と30日はとても多かった気がします。しかし、2月に入ってからはパリの街では、彼らはほとんど見かけなくなりました。その後、2月下旬までは特に変化はなく、アジアが大変だというイメージでした。

 2月下旬から3月初旬で、隣国イタリアの感染者数が莫大に増えてきました。

 3月初旬に、学校は1週間の休みがありました。私の学校はイタリアなどの感染者が多い国に旅行するなという措置は出しましたが、フランス人は自国で流行ると思っていない様子でした。
 この頃はまだ私のケータイにコロナに関するスクリーンショットが全然ないので、国民目線ではあまり重大視していないのがわかります。

 しかし、ここからの展開が早かったです。急にフランス国内でも感染者が増え出し、感染対策グッズが売り切れていきました。それと同時に食料の品切れも増えていきました。下の写真は、パスタがあるはずの棚ですが、全て売り切れてしまっていた時のものです。

 3月12日のマクロン大統領の会見で、学校の閉鎖が決まりました。そこからのコロナ対策はとても早かったです。外国人にとっては、逆にそれが帰国できるかどうかの焦りにつながりました。最初は日本が大変なことになっていると考えていたものが、気がついたらフランスの方が深刻になっていました。

 3月16日、フランス出国前日に、17日午後からの外出禁止令が発表されました。また、国境を一部閉鎖するという情報もあり、とても不安になったのを覚えています。しかし、外国人の出国はできるが、フランス人の海外旅行が禁止という内容でした。

 私が帰国する3月17日まで、フランス人はマスクをあまりしていませんでした。これは文化の違いだなと思いました。 


 以上が私が実際にフランスで感じた新型コロナウイルスです。

 7月1日、フランスは日本を含む13カ国の入国を許可しました。14日間の隔離もありません。1日500人ほど感染者が出ているにも関わらず入国制限を一部解除しました。3月の対策や今回の規制緩和、日本と違いとても大胆ですね。いつになったら海外へ行けるようになるのでしょうか…

ではまた来週

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