フランスでのスリ被害

 こんばんは、vent arrière の竹花悠太朗です。

 以前他のメンバーがスリについての記事を一回書いていました。これから海外旅行や留学などで外国へ行く方々へ、スリの危険を伝えたいと思い、他のスリ被害を実際の体験をもとに書いていこうと思います。

 そこで今回は私がフランスで体験した二つのスリを紹介します。


 一回目はリヨン、二回目はパリでの出来事です。


 ではまず一つ目。リヨンでは、友達が被害に遭いかけました。買い物をした帰り道のことです。普通に話しながら道を歩いていると、いきなり水溜りにはまってうわっと言って笑っているフランス人が友達の後ろにいました。私はただの日常の一場面だと思っていたのですが、その友達は違和感を感じ、リュックを確認するとチャックが少し開いていました。

 つまり、スリに失敗したフランス人が誤魔化すために大袈裟なことをしていたのです。

幸い友達は何も取られませんでしたが、危なかったです。トラム、車、人も多い大通りでの出来事でした。人が密着する満員電車やイベントなどでスられたというのを聞きますが、実際はスリはいつどこでも現れるということを知っておくことが大切です。


 二つ目は私が実際にパリでスられました。人が多い地下鉄の駅での出来事です。階段を歩いている時点で、人はかなり多かったです。また、私は乗る電車を調べるために携帯を触っていました。そして、改札を通る時、コートのポケットにその携帯を入れ通りました。すると、前を歩いていた彼女がポケットに手を入れられたと言ってきました。私は彼女が何も取られていないかを聞きましたが、逆に何も取られていないかと聞き返されました。当然取られていないだろうと思いポケットに手を入れると、さっきまであったはずの携帯がありません。この瞬間に取られたと気づきました。携帯がないと話していると、後ろから肩を叩かれ、携帯を落としたよとフランス人が私の携帯を手渡してきました。とっさにありがとうと言いましたが、よくよく考えてみると、携帯が落ちるようなポケットの深さではないため、その人が取ったということになります。普段はジーパンやカバンなど、とりにくいところに入れるのですが、突然の改札で外側のポケットに入れてしまいました。それで狙われたのでしょう。

 しかしここで疑問が生まれます。なぜ取った携帯を返してきたのでしょうか。

 実は私が使っていた携帯はiPhoneではなくフランスで買った二万円程のAndroidでした。iPhoneは高く売れるのですが、私は安いAndroidを選んだので、価値がなく返されたのでしょう。スリに返すというパターンもあるのかと驚きました。写真もたくさん入った携帯を取られたのですが、返されるとなんとも言えない気持ちになります😅


 この二つから学べることは、

 1.スリはどこでも現れるということ。

 2.スられやすいようなポケットには絶対に貴重品を入れてはいけない。

 3.スリはプロの技。なんの感触も感じさせず盗んでいきます。


 皆さん海外に行く時はスリに気をつけましょう。

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