フランスのバレンタインデー事情とは?

皆さんこんばんは
最近、いかがお過ごしでしょうか?
記事の投稿日を一日遅れてしまいました。

今回は、各国のバレンタインということでフランスのバレンタイン事情について書いていきたいと思います。


と、その前に!!

皆さんはバレンタインというものがどのようにしてできたのかを知っていますか??

ローマ帝国時代、兵士たちの婚姻は士気が下がるという理由で禁止されていました。恋人と一緒になれない兵士たちを憐れんだキリスト教の司祭ワレンティヌスは彼らのために内密で婚姻式を挙げていましたが、やがてこの噂が皇帝の耳の入ると彼は処刑されてしまいました。以来、司祭ワレンティヌスは「愛の守護聖人」として敬愛されるようになり、彼が処刑された2月14日は「愛の日」として現在のバレンタインの起源になったとされています。


というわけで、今回はフランスに視点を置いて日本とどのように違うのか考えてみましょう。
調べてみると6つの違いがありました。

1.フランスのバレンタインは女性のため
日本では2月14日の聖バレンタインデーは女性から男性へチョコレートや贈り物などをする日となっていますが、フランスでは日本とは逆に男性から女性へ愛情表現と共にプレゼントや食事をする日になっています。この日の主役は妻や恋人のみでフランス人男性にとって最愛の女性のみがバレンタインを満喫出来ます。

2.バレンタインデーの日は夜のレストランはカップルでいっぱい
 フランスではバレンタインデーには夫婦や恋人同士で素敵なレストランや美味しいと有名なレストランで2人きりでディナーを楽しむ人が大勢います。例え、普段は乳幼児の世話に明け暮れているママでも、この日のために旦那さんがレストランを予約し子供はベビーシッターへ任せて夜の外出を楽しみます。日本では乳幼児を他人任せにして食事に行くと言う事は滅多にない事ですが、この日は特別にママもドレスアップして外食します。子供達も慣れたもので両親の外出に泣き喚く様な子は滅多に存在しません。また、フランスの2月14日のディナーでは、レストランが予約で全て埋まってしまうので、予約なしの飛び込みで行かれる方は要注意です。

3.バレンタインデーに「義理」は存在しない
日本では2月14日に備えて「義理」チョコを用意される女性も多いと思います。会社の上司や同僚、学校の先生やクラスメイトetc… とりあえず相手が男性ならば見境なく義理でお配りするのが日本女性の優しさでもあります。しかしフランスではバレンタインの対象者は妻か恋人のみで会社の同僚や女友達など一切関係ありません必要なのは「愛」だけで「義理」は必要ないのです。日本ではママが息子に愛情表現としてバレンタインチョコをプレゼントする事もありますがフランスでこの様な事は一切ありません。親子愛や家族愛とは異なる「愛情」ですので、フランスのバレンタインは「愛」に関係のない者には全く気付かれる事がないぐらい細やかなイベントです。 

4.バレンタインデーには赤いバラ
日本ではバレンタインデーと言えば欠かせないのはチョコレートですが、フランスでバレンタインデーに欠かせないものは赤いバラの花です。初めてのバレンタインデーを迎える男性は気合を入れて大きな赤いバラの花束を選ぶ事もありますが一般的には1本だけを素敵にラッピングしてもらう事が多くあります。この日は花屋さんではバラを買う男性客で賑わっており、フランス国内の花屋さんで老若問わずに長蛇の列が出来る日でもあります。この日は朝から街中で赤いバラを持った紳士達をとにかくどこででも見かけられる日でもあり街中にロマンチックな雰囲気が漂っています。レストランでも赤いバラを用意している事が多いので時間がなくて買えなかった男性はレストランで購入する人も居ます。また花屋さんのバレンタイン仕様のウインドウも必見です。近年、チョコレート専門店がバレンタインのプレゼント用にチョコ好きなフランス人女性のために特別仕様のチョコレートを販売していますが実際にチョコレートを贈る人は多くなく有名店の物に関しては期間限定品として観光客がお土産に買っていくのが現状です。

5.プレゼントにはランジェリーや香水が一般的
フランスのバレンタインデーは愛する妻や恋人、ただ1人のためのものです。なので、プレゼントには男性が自分の妻や恋人に身に着けて欲しいと思う香りの香水やセクシーなランジェリーが一般的です。バレンタイン間近や当日のランジェリーショップには女性客ではなく男性客の姿が多いのも特徴的です。ランジェリー専門店によっては店員さんが実際に試着して着けた感じを見せてくれる所もありますが男性達にいやらしさ等は一切なく選ぶ姿は真剣そのものです。日本のランジェリーとは異なる点も多いのでフランス旅行の際には機会がありましたら日本の女性には是非、ランジェリー専門店に足を運んで頂きたく思います。
 
 6.フランスにはホワイトデーが存在しない
フランスでは男性から女性へプレゼントするのが2月14日のバレンタインデーですが日本の様にお返しの意味を込めたホワイトデーと言うものは存在しません。よってプレゼントや食事を御馳走になっても女性が男性にお返しをする事はなくサッパリとしています。男性に「してもらって当たり前」と言う感覚が非常に強い国なのでバレンタインデーに自分も同じくプレゼントを贈ろうと考える女性も少ない様に思えます。


 皆さんどうでしたか?
日本と全く違うなと思いませんでしたか?
私は、国が違うと文化も違うし考え方も違うんだなと思いましたし、調べてみると面白いなと思いました。
皆さんもぜひ調べてみてはどうでしょうか?

関連記事