バリ島 ニュピ

 皆さんこんにちは。
 Vent arrière月曜担当の白川です。

 今回はインドネシア、バリ島の祝日である「ニュピ」について書いていこうと思います。ニュピとは「静寂の日」と呼ばれ、その名のごとくその日は一日「外出、労働、火気・電気の使用、殺傷」が禁止と定められています(殺傷に関してはこの日に限らずやってはいけないと思いますが、まぁ触れないでおきましょう...)。

 ニュピは毎年3月末から4月にかけてのどこかで年に一度行われる、バリヒンドゥー教にとって新年を迎える大切な日です。前日には鬼の山車「オゴオゴ」が街を練り歩き、最後はオゴオゴと一緒に悪霊を燃やすという儀式が行われます。

 ここまでニュピについて書いてきましたが、他人事だと思っていませんか?というのも、最初に書いた禁止事項はこの日に島にいる人には全員例外なく適用されます。ですので、もしあなたがこの時期にバリ島に滞在していたら、あなたもこのルールに従わないといけません。

 しかしながら、この時期だからこそのメリットもあります。それは満点の星空を見ることが出来るということです。先ほども書いたように、この日は火気・電気の使用が禁止なので、町中の明かりという明かりがすべて消えているので、夜は星がはっきりと見ることができ、運が良ければ天の川も見ることができます。

 観光地として有名なバリ島ですが、このような祝日もありますので旅行へ行く際は注意が必要ですね。
 ではまた来週✋

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