【つぶやき】 教え子の成長-プロボクサーデビュー-

パラセンのつぶやき


2年前に送り出した教え子から、念願のプロボクサーデビュー戦の知らせが届きました。

 第4試合
 むらまつーーそらとーーーーーーっ!!㊗️

むらまつそらと選手は、苦労が多かった年度の学生です。
子ども家庭福祉論や社会福祉援助技術演習で取り上げることを本人に相談したことがあるくらいの事例対象でもあります。
大きな課題を抱えてはいましたが、自分自身で課題の一つひとつに向き合い、立派に卒業していった大事な教え子です。

だからこそ、余計にうれしいですね。


彼は、普段甘える姿を見せないタイプで、口数も多くなく、一見むすっとしているものの、優しく思いやりがあって、義理人情に溢れ、あらゆることへの感謝を口にでき、地道に新たな世界に向かおうとする、素直でまっすぐな学生でした。
そして、授業以外の課外指導や進路指導も、友達に流されることなくひとりで地味に通い続け、負けず嫌いなところをいかしと全てに対して静かに熱心です。
卒業式には、廊下(トイレ前)でわたしの袖を掴んで、「ありがと」と真顔で言ってくれた姿がとても印象的です。
お礼参りでもする気かっ!と突っ込んだ気がします笑

そんな彼は、今の就職先の面接で社長に対して、自立した生活のために就職したいということと、ついでにまさかの仕事しながらプロボクサーになる宣言までしてきた強者で、就職後は仕事とジムの両立を図っていました。

彼がいま所属する企業の広報部長は、私の指導方針にも共感してくださり、担当科目で外部講師をしていただいたりもしています。
だからこそ余計に、そらとをはじめ入社した教え子たちを暖かく全社で育て続けてくださっているわけですが、、、
そのお陰もあり、彼は、この2年間で就職とプロボクサーの二つの夢を叶えることができました。
(今回の試合では、社名入りパンツをつくってくださるとのこと。愛されたものです。)
ようやく、仕事でもボクシングでも、いろいろ社会に認めてもらえる日がやってきたようです。

目標に向かって努力をする姿勢、責任を全うしながら自分で切り拓いた未来、人を大事にしながら進んできたこの道は、彼を大きくしてくれました。

何度か連絡はくれていましたが、その都度、電話もメールも昔の彼ではないもので、あらゆる方面から努力したのだと伝わってきます。

正直いろいろな背景を抱えた彼ですが、今回の知らせは、曲がりくねった道でも寄り道しても、やればやった分だけいろいろな成長があると教えてくれる一つの証明かもしれません。
失敗なくして成功なし。

ぜひ、そんな教え子の初試合を応援してくれたら嬉しいです!!


この続きは、試合後にもまた記事にしてみますねー。


さいごに、彼宛。
そらと、長年よく耐えたな!
家族、会社、友人、そしてもう一人の見守り役と他の機関の指導者に恩返しとして試合見せてやれ!!
負けんな!
当日は行けないけど、千葉で叫んでおきます!
がんばれよ。


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