空明パピのお話No.1

空明 パピのお話  No.1

当団体には生後2日でまだ目もあかなくてへその緒がついた状態できました

本当に小さくて

空明は生きているか分からないくらい鳴かなくて、動かなくて

依頼時に聞いた情報とちがっておもってた以上によわってました

正直本当に怖かった

この2匹を引き上げる2週間前からもう5頭を動物病院に搬送中に間に合わず見送ってたから

もう失いたくない
見送りたくない
生きて
お願い

それしかありませんでした

鳴かないし、体温は私の手より冷たくなっていて、くるんだ毛布もめくるのが怖くて
動いてなかったらどうしよう...
そんなことばかり頭を過ぎりながらついた病院で獣医さんに言われたのは

もうしてあげれることはないよ
正直厳しいと思う

でした。

そんなことは私でも分かってたけど、それだけじゃ諦められないのが命に向き合うこと

あと何がわたしにはできますか?
どうして上げればいいですか?

ととにかくきいて、聞いて、勉強して、たくさんの先輩ボランティアさんにも助けてもらって。
20分おきのミルクも寝ずに頑張って。
何度も病院にいって。
預かりさんも寝ずに本当に全力で命を繋いでくれて。

預かりさんへの負担が大きくなることは分かってて、だからわたしには何ができて、どうすればいいのか。

何ができているのか。

金曜日から日曜日までわたしが預かり、また預かりさんに引き継いで、学校中はどうしても難しいから預かりと密に連絡を取りながらとにかく必死に生きてほしいと願いながら...


No.2につづく