PAL projectの代表として心掛けている事

 初めまして、慶應義塾大学経済学部3年の島居駿と申します。

 僕は福利厚生団体国際関係会の1プロジェクトであるPALprojectの代表をさせて頂いています。PALとはPromoting Asian Leadershipの頭文字をとったものであり、文字通り、アジアのリーダーシップを促進する事を理念としたプロジェクトとなっています。ここからは僕の個人的な認識になるのですが、自分を含め将来のアジアを担っていくはずであろう人たちがリーダーシップとは何か、どうすればそれを発揮する事ができるか、どうすればそれを促進させる事ができるのかということを考えるために僕はこの団体が必要だと考えます。そしてリーダーシップを発揮する事、優秀な外国人と交流して国際交流を盛り上げる事を目的に活動に従事している人も多いと思います。本番に向けて、本番に期待して活動する人も多いはずです。しかし、僕はこの団体の本当の価値は3つに分かれていると考え、1つは本番、2つ目は、この団体に所属し、自分なりにいろいろ考えて、仲間と共有し、それを実践していくことです。そこにも大きな価値があり、本番だけではない、その過程にも理念を達成できる場面はあると考えています。

 今現在、新型コロナウイルスの影響でこのプロジェクトも大きく影響を受け、実質的な「本番」と言えるものができなくなってしまいました。そうした状況でここまで準備してきた事が報われないと思って失望した人も多いはずです。ですが、僕が代表になってから一つ変わらず心掛けている事があります。そしてこれは僕が最も大切だと考えている事でもあります。

 それはPALのメンバーと話す事です。代表になるとき、今までこのような経験もありませんでしたし、頭も切れないし、能力があるわけでもない、正直自信なんて微塵もありませんでしたし、今もないです。笑 そうでしたが、絶対に仲間とのコミュニケーションだけは取ろうと、能力ない分は相手のことを知ろうとそうやって代表やってやろうと思っていました。そしてこれこそがまさに3つ目だと思います。本番はなくなってしまいました。1番盛り上がるでかい楽しいイベント、自分達のやりがい、国際交流、全てなくなりました。1番のインパクトある本番のイベントが中止になったことは誰しも残念で下を向いてしまいます。しかしPALのメンバーと話す事を心掛け、こういう状況なりに最後まで考え続けていくことができれば、PAL全体を次の方向へ導く事ができて、例年とは違うPALをつくり上げる事ができると信じています。