東京観光

​私とミジメは先生に社会勉強をしたいとお願いし、忙しいなか仕事の合間に時間を作ってもらい日帰りの社会体験に行きました。

​目的のトンカツ屋さんがまだオープンしていないということで喫茶店に寄ることにしました。
​そこで私はメロンソーダを頼みました。何か食べたかったはずなのに変に遠慮をしてしまい、結果先生から1口頂くということになってしまいました。良かれと思った選択はときに良くない状況を生んでしまうことを知りました。
​しかし、目の前にあるメロンソーダはメロンをソーダにしようという良かれと思った選択が良いものとして完成しています。メロンソーダとこのときの私は​対極にあると感じました。

まだ時間があるとなり、ファミリーレストランに行くことにしました。向かっている道中、先生に道案内するときの先生のご指摘は会社での上司に通づる部分があり、学生の今から入社したときの練習をしているようでとても為になりました。

​ファミリーレストランに着きました。
​私は先生に自分が人から話を聞いてリアクションしたいときに、自分が思って言おうとしているこの言葉は失礼になるのではないかと考えてしまい、結局それは自分の中に飲み込んで、素直なリアクションが出来ないと相談しました。すると先生は、失礼だったら謝ればいいじゃん。と、あんまり人の顔伺いすぎるのやめなと言って下さりました。
​確かにその通りだなと思い深く考えるのをやめました。そこから少し先生とどこかに行くのが初めてだったので緊張していましたが緊張が解け、ありのままの自分でいることが出来ました。そこから会話は盛り上がり先生の情けない姿も知ることが出来ました。

そして、目的のトンカツ屋さんに行きます。
​空腹と久しぶりのトンカツということもありテンション上がっていました。そしてトンカツはすごく美味しかったです。塩で食べるトンカツは初めてで美味しくて感動しました。もう歯磨きたくないなって思ってしまいました。

トンカツ屋さんを出て、時間があるとなりいい場所ないかと歩いていたら、そこには東京タワーが。何十年も東京の、そして日本の象徴として立ち続ける東京タワーは圧巻で写真でも何百回と見たことあるのに実物で見るとこんなにも違うんだと思いました。そして自分は今東京に住んでるんだということを東京タワーに気付かされました。
そこから怒涛のフォトタイムが始まります。
​大人の男3人が、この角度は違う、逆光だ、この携帯が1番良い、全部映らない、などと写真に必死になっていました。
​ある程度東京タワーとの写真が撮れた後、中に入りました。
中はお土産屋さんやフードコートが主にありましたが、こんなものもありました。それは糸で出来た東京タワーです。それを見て先生が怖いことを言います。「このタワーと写真撮ろうよ。」と。さっきまで本物の東京タワーと写真撮ってきたのに、今、これと?となりました。まあ良いかと思いとりあえず撮りました。外で本物と写真撮っていて迫力ある写真やライトアップされていて輝いている綺麗な写真をたくさん撮っていたなか、自分とほぼ同じ身長の糸で出来た東京タワーとの写真を見てもまあでしょうねという感じでしたが、そこからなぜかパネル、忍者、キン肉マン、なんかうさぎのキャラクターと写真を撮るはめになりました。そして何故か1番先生が汗かいているという。

​短い時間でしたが本当に濃い時間で同い年としか遊んでこなかった自分にとって歳の差がある人と遊ぶことが新鮮で楽しいだけで終わらず、真面目な場面でも楽しい場面でも学ぶことがありました。こうして書いている今余韻がすごく、良い時間を過ごしたなと思います。
​東京の至る所を先生と巡ってその中で楽しみながらも学ぶことが出来たのは学校で椅子に座って話を聞いているだけでは得られないものだと感じました。

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