人はなぜ走るのか 〜 2018年の振り返りと2019年に寄せて

19 デザイナー デザイン部 マインド マラソン プライベート

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どうも、株式会社クインテット・デザイン部の牛尾です。

執筆時点で、2018年もあと数時間となっています。
2018年もいよいよ終わってしまいますね。

今年は公私共々いろいろありました。
せっかくなので2018年を振り返ろうと思うのですが、私個人的に一番大きかった変化について書いてみようと思います。

その変化、とはマラソンについてです。


人生初のフルマラソン挑戦、そして完走

いままでハーフマラソンは何度か挑戦していましたが、初めて、フルマラソンに挑戦しました。

マラソンを始める前から、1回くらいはフルマラソンをやってみたいなとは思っていましたが、今年本当に走れることになるとは思いませんでした。

フルマラソン完走自体はかなり私の人生史のなかでも大きな出来事だと思いますが、フルマラソンを完走したことよりも、マラソンを始めて気がついたことや、フルマラソンに挑戦するにあたって行った練習の中で起こった自分の変化のほうがかなり自分的には大きかったと思います。


そもそものきっかけ

私達はIT系ビジネスなので、普段はオフィスワークが中心です。

健康促進のためにサークル活動なんかも弊社にはあるんですが、サークルとは別にして、いわゆる「皇居ラン」をやりませんか、とアクティブ系社員から誘われたのがきっかけでした。

つまり、最初のきっかけは「健康促進」という、実に普通な理由。

そして2017年4月には人生初のマラソン大会(ハーフ)に、社員10名以上で参加しました。

ま、結局その後、大会に出てマラソンを続けているのは私だけなんですけどね・・・。
(皇居ランは、月イチ程度で開催されていますが)

えぇ、あのときは雨だったんですよね。
本当に命の危機を感じるほど辛かったですよ・・・。
あ、腕上げてる左のほうが私ですw

でも、今も走り続けています。
もはや私の中に健康促進のため、という思いは全くありません。
それは、別の大きな意味を見つけたからです。

なぜ走り続けるのか

自分と向き合える時間

皇居ランは私のペースだと1周(約5km)で25〜30分程度掛けています。
今は2〜3周が基本なので、時間にして1時間程度〜以上は走っています。

確かにその時間の半分は、自分の走りのペースやフォーム、身体の状態などを考えることもありますが、逆に言えば、残り半分は、全く違うことを考えていることが多いです。

そして仕事終わりに走っていることもあってか、仕事のことを考えることが多いです。
いや、考え、というか私の場合は妄想、のほうが正しいかもですがw

「あー、明日松下社長と会議だな。あの件はこういう感じで話すと、きっと社長はこういう感じで返してくるだろうから、そのときはこうして・・・」

みたいなことを考えています。

あとは進行中のプロジェクトの問題点の解消方法や進行などを検討したり。

仕事をしているといろんなことを同時多発的に短時間で考えて決めなくてはならないので、1時間以上もじっくり何かに向かうことって、実は意外と多くないです。
なので、こういう時間は非常に重要なんだなと感じます。

理想の自分を追いかける

この場合の「理想」というのは、さっきの仕事の話ではなく、走りそのもののほうです。

やっぱり走るからには気持ちよく走りたいし、爽快感を感じたいですよね。

しかし現実は、皇居ラン、特にレース本番に向けた練習中なんかは、走っている途中も走り終わったあとも、全く気持ち良くもないし、辛いし、辞めたいし、満足もできないことがほとんどです。

でも、自分の中には理想の走りをしている自分自身の姿が想像できています。
それはたぶん既視感のあるもので、そうしている誰かをいくつも重ねて自分なりの自分の理想像を作っているのだと思います。

走り続けるに連れてどんどんその理想が具体的になっていって、私自身も負けず嫌いなので、「次こそは、次こそは・・・」と思い続けています。

そしてその理想にちょっとだけ近づけたのが、今年(2018年)の4月に参加したレースでした。

先程少し触れた人生初マラソン大会と同じ大会でした。

前回大会はクインテットで参加した男性陣のかなで最下位(怪我で負傷した1名を除く)という、非常に不本意な成績でした。

そのリベンジに燃えて練習にも励んでいたのですが、結果的に目標よりも10分近く速いタイムで完走し、初めて自分で自分が褒められるな、と思ったときに、これを求めていた、と感じたのでした。

そしてそれが出来たとき、私がマラソンを続ける最大の意味に気付きます。
実に単純なのですが、それは・・・。

継続は力なり

です。

マラソン始めたのが39歳からなので、けっこう遅咲きですよね。

でも最終的に、今年12月に参加した大会で1時間47分57秒を記録し、最初に参加した大会から30分以上タイムを縮めています。

練習での走行距離も、最初は1周(5km)がやっとでしたが、今では10〜15km走っても、息も乱れないし大して疲れもしません。

20代の頃にも10kmくらいは河原とかで走ったことはありましたが、確実に今のほうが早く長く走れます。
肉体的に若かった頃よりも。

やればできるんです
プロ目指してるわけじゃないんで、それこそ始めるのに年齢なんて関係ないです。
ただ逆に、やる気ないと絶対にできないです。

これは多分マラソンじゃなくて、人生にとって大きな意味のある発見です。
これを今年できたことが、この2018年という年を、一生忘れない程の意味ある年にしたと思います。

精神強化

もうね、私は本当に心の弱い人間なので、走っているときなんかは、もうずっと「もう歩こう」とか「なんで走ってんだ」とか「もうイヤだ辞めたい」とか・・・もうネガティブなことばかりが沸々と湧いてきては、先に書いた妄想でかき消しています。

でも、走っている限りは絶対に止まりたくないんですよ。
最悪、歩くのと変わらないペースでもいいんですけど、とにかく足を止めたくないんですよ。
なんか負けた気がするじゃないですか。

その「辞めたい自分」と「辞めたくない自分」の戦いです。
そう、よくある天使と悪魔、みたいなやつ。
リアルにそれを頭の中でやってます。

で、重要なのは、最終的にその「辞めたい自分」に勝率的には勝ち越しているってこと。
いや、だから走り続けてるんですがw

ぶっちゃけ、今年、松下社長にめっちゃめっちゃ怒られたんですよ。

で、凄く落ち込んだし、嫌だったし、なんかもう逃げ出したかったし・・・。
たぶん今までの自分だったら、その場ではなかったとしても、数年後とかには最終的に逃げていたかもしれません。

でもそのときに考えたのは、辞めるってのはただの逃避だし、松下社長の元で働く以上は社長の意向に沿わないのはあり得ない、沿っていないのなら自分が変わる以外に方法がない、と。


変わろうとすることに年齢なんて関係ないし、一瞬では変えられなくても、変わりたいと思い続ければいつか必ず変えられる。
弱い自分と真正面から対峙し、理想の自分になれる自分を追いかける。


その今の私の根底を作る上げることが出来たことこそがマラソンで、これが私の走る理由です。



2018年という年

Pandoリリース

やはりなんと言っても、クインテット的にはこのPandoがリリースされたことが最大のニュースでしょう。

私自身もその立ち上げに大きく関われて大変勉強になりましたし、身の引き締まる想いです。

その立ち上げに関わる物語の一片はここに記したとおりですが、この記事の中で触れているデザイン確認フローの変更も、私がマラソンを通じて得ることが出来た感覚がもたらした成果の一つだと思っています。

新しい仲間

そして今年は文字通り1年がかりで1名の中途採用を行いました。
もう何人履歴書を見たことか・・・・・・。

でもその苦労のお陰で、「きっとこの人はこの会社に呼ばれたな」と思えるほど、私達デザイン部にとって最良の人物が仲間になりました。

私自身も間違いなく何か見えない力でこの会社に呼ばれたと思っているので、本当に嬉しく思います。


2019年に向けて

2019年は、2018年以上にPandoを盛り上げていかなければなりません。
我々デザイナーができることをいろいろと模索しています。

そしてPando以外にも多くのプロジェクトで成功を収めなければなりません。

そのためには、これまで以上に我々デザイナーが一致団結し、個々に成長し、弱点を補い合いながら、絶対に出来ると信じて進むしかありません。


はい、2019年も走り続けます。
私も、デザイン部も、クインテットも。


来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

みなさまにとって2019年が最良の年となりますように。

良いお年を。



=うしお=



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Kimura (2019-01-07 11:23)

走る時に「歩くと負けたような気がする・・・」と考えて、誰に何を言われるわけでもないのに最後まで歩かず走り続ける気持ち、とてもよくわかります。走った後は、自分で自分のことを褒めてあげたくなりますよね。
私は思い出したように時々、というペースになってしまっていますが、記事を読ませていただいて「今年も皇居ラン続けたい!」と思いました!
また今年も、走った後に牛尾さんを始め皆さんとご飯を食べながら、色々お話できれば嬉しいです。ぜひご一緒させてください!

牛尾 好宏 (2019-01-07 12:11)

コメントありがとうございます。
残念ながら、私は走った後に褒めて上げたくなったことが殆どないんですが・・・。
フルマラソンも最初は頑張ったな、と思ったんですが、途中トイレに行ったせいで5時間切れなかった(タイムが5時間8分6秒で、たぶん10分以上並んだんで・・・)ので、結局悔しい思いでした。
確かに皆で走った後の食事に時間も色んな話が出来る良い機会なので、なるべく皆と走るようにします。
ぜひまた走りましょう!

松下 耕三 (2019-01-04 22:42)

素晴らしい記事をありがとうございます。牛尾さんの変化や成長の背景を伺い知ることができ、多くの若手の参考になると思いました。このような叡智を後進に残し、共有できることこそがpandoの目指す理想の姿の一つでもあります。
人は持って生まれた可能性に挑む時、輝きを増すことが出来るものです。可能性に挑むとは、全身全霊を尽くし、保身や自己満足といった雑念を捨てて本来なすべきことに邁進する事で達せられるものです。牛尾さんは、この一年をそのように過ごし、輝かしい飛躍を遂げてきました。牛尾さんのこの変化、成長こそがこの会社、事業の未来を切り開く大きな力になり始めています。

今年もご一緒に我々の目指す理想の実現に向けて邁進して参りましょう!

牛尾 好宏 (2019-01-07 11:24)

松下社長
わざわざのコメント、ありがとうございます。
お褒めいただき嬉しく思います。
2018年は様々な変化のあった年になったように思いますが、マラソンに関してもその一端があったのかなと感じています。
デザイナーとしての知識やスキルの殆どは独学で手に入れたものなので、仕事もマラソンも、これからも走り続けなければならないと思っています。
この先も会社に最大限貢献できるよう精進してまいります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

yumi (2019-01-04 11:50)

無性に走りたくなってきました。
「自分を変えたい」という気持ちが強くなってきたタイミングでこの記事を読んだことが大きいです。今年は皇居ランに参加させていただきたいと思います!

牛尾 好宏 (2019-01-04 11:54)

皇居ラン、是非参加してください!
でもまずは小走りで5km(1周)くらいを目指せば良いと思います。無理にやろうとすると身体壊して本末転倒になるので。
私もこれまではあまり見ていなかった箱根駅伝を今年は食い入るように観て、若者に負けていられない、という思いがありましたねw

なかがわ (2019-01-04 09:15)

数年前、健康のためにと思いランニングをしていましたが、「疲れた、やめよう」と長続きしませんでした。よくよく考えるとその当時は何事にも対しても「もう嫌だ、やめよう」な感じで過ごしていたと思います。
こちらの記事を読んで、マラソン!とまではいきませんが、「また走ってみようかなぁ」と思いました。

牛尾 好宏 (2019-01-04 10:44)

コメントありがとうございます。
私の中では「走る」という行為はあくまで手段で、重要なのは継続、だと思っています。松下社長のゴルフや、小林さんのジムしかりだと思います。
マラソンは個人競技なので、最終的には自分との戦い、という意味で私に合っているんだと思います。
もしランニングにご興味があるようでしたら、社内の皇居ランの会にご参加ください。