株式会社クインテットの社長室長にインタビュー ~アイディアを形にする社風・環境の生まれ方~

2016年に中途入社して以来、クインテットの社長室 室長としてフレキシブル出勤制度の導入を始め多数の案件でクインテットに貢献されてきた榎園さん。これまでどんなことにチャレンジし、アイデアをどう実現していったか、さらにこれからどんなことに挑戦していくのか聞いてみました。


榎園 泰史(えぞんひろふみ)
2016年 キャリア入社
社長室 室長

目次

  • 就業規則、変えちゃいました
  • ライフステージの変化による退職を防ぎたい
  • アイデアをどう実現していったか?
  • ~榎園流~ アイデアを形にするための4か条
  • チャレンジは続く。「ボードゲームと社会人教育」

就業規則、変えちゃいました

私にとってクインテットは、「社歴に関係なく、チャレンジを認めてくれる会社」だと思っています。もちろん、単なる思いつきを言うだけでは賛同してもらえませんが、「誰にとってどのような価値があるのか?」をきちんと伝えることができれば、新しいことでもひとまず採用してみる風土があります。

私が入社した当時のクインテットでは、勤務時間が10時~19時に固定されていましたが、8時~11時の間で出社時間を自由に決められるように就業規則を変更しました(9時間拘束という縛りは変えていません)。出社時間と退社時間に幅を持たせたことで、朝のラッシュを避けて出勤できたり早めに帰ってプライベートを充実させたりと、ワークライフバランスがとりやすくなったように感じます。私自身も子育てに参加できる機会が増え、育児面で妻の負担を減らせるようになりました。

ライフステージの変化による退職を防ぎたい

クインテットに転職する前は、某保険会社に10年以上勤務していたのですが、転職を決めた背景には「ライフステージの変化」がありました。

前職は職業柄、土日・祝日は必ず出勤し平日に休む、という働き方で、独身時代はまったく問題なかったのですが、結婚して子供が3人生まれてからは、週末の育児の負担が妻だけに集中してしまい、働き方を変えざるを得ませんでした。そういう経験があったので、土日・祝日休みのクインテットでも子育てと業務を両立できる柔軟な働き方を実現できれば、いまの若手が子育て世代に移行したときに退職者を出す事はないだろうと考えました。そこで、ライフスタイルに合わせて勤務時間を柔軟に設定できる「フレキシブル出勤制度」の導入に取り組んだんです。

アイデアをどう実現していったか?

まだ社内に存在しない、新しい制度を導入する取り組みだったため、焦らず慎重に物事を進めていくように心がけました。就業規則改訂という全社に影響するプロジェクトは、社内の決定権を持つ方々からの理解無しには進められず、やり方を誤れば実現の機会は二度とないだろうと感じたからです。専務や管理部門、そしてもちろん代表取締役に、自分ひとりでは進められないことをご理解いただき、お忙しい中でどうにか協議と調整のお時間をいただきました。やがて、「社員の働きやすさと労働生産性を向上させる取り組み」として各部門長からの承認を得て、ついにフレキシブル出勤制度の試験的な実施(トライアル)にこぎつけることができました。

トライアル前は、「社員同士の連携が乱れる」「クライアント様へ悪影響が出る」など、不安を訴える意見が見受けられましたが、蓋を開けてみれば特に悪影響はなく、すんなりと本導入に至りました。トライアル、つまり仮導入というクッションを設けたことで、新しいことを取り入れる心理的な煩わしさが少しだけ緩和されたのかなと思います。

~榎園流~ アイデアを形にするための4か条

社長室 室長としては、各部門からのチャレンジを応援できるような仕組みを今後も作っていきたいと思います。クインテット社員はもちろん、この記事を読んでくださった皆さんが、私の経験を少しでも役立てていただけたらと思います。

1、“会社を良くしたい”という想いに自信をもつ

会社を良くしたいという想いが、正しい方向に進んでいれば、そのアイデアに多くの人が賛同してくれるはずです。自信と勇気をもって手をあげましょう。

2、アイデアを形にする(実行する)機会を窺うこと

自分が実現したいことについて、常にアンテナを張っていれば、思わぬところにアイデアを形にする機会が転がっているものです。その機会をキャッチしたら、決して逃さぬよう、喰らいついてください。

3、(必要に応じて)協力者を募る

せっかく時間をかけて作り上げたものが、決定権のある方によってNGが出てしまう事はよくあります。そうならないために、早い段階で決定権のある方にご協力いただき、力を合わせアイデアを形にしていきましょう。決定権のある方が多忙であれば、アイデアの方向性を示し、進捗を共有しながら進めていきましょう。

4、形になるまで焦らず、形にならなくても腐らず

人それぞれ抱えている業務が違い、また、人それぞれで業務の優先順位が異なります。それら調整しつつ形にしていくようなアイデアの場合、焦りは禁物です。また、進捗が芳しくなくとも、 “上司が悪い” “会社が悪い” などと腐ってはいけません。

形にできなければ、何もしてこなかったのと一緒です。

焦らず、腐らず、しっかりとアイデアを形にしていきましょう!

チャレンジは続く。「ボードゲーム × 社会人教育」

 現在は、社長室の室長として日々業務に取り組みつつ、2018年に発足した社会人教育振興財団の一員として、現代の社会人教育と採用制度に新しい風を入れることに挑戦しています。

テーマはズバリ、ボードゲーム × 社会人教育。文字通り、社会人教育にボードゲームを取り入れ、学歴や職歴とは全く別の物差しを人材市場に用意するチャレンジです。

社会人教育×ボードゲームという掛け算は、おそらく未だ誰も取り組んだことがないため正解がわかりづらく、非常に難しい取り組みになると感じています。ですが、「世の中の競争ごとを切り取り、形にする」というボードゲームの特徴を利用すれば、人材市場にプラスをもたらすことは不可能ではないと感じています。

「後世に素晴らしい時代を残す」というクインテットのミッションを私なりに実現するため、何年かかっても必ず形にしたいと思います。



榎園さん、ありがとうございました。

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