出戻り社員のホンネ 〜2度の出戻りで分かった大事なコト〜

出戻り社員のホンネ 〜2度の出戻りで分かった大事なコト〜

工藤 悠太郎
(くどう ゆうたろう)
2013年 中途入社
元 戦略企画部 集客支援コンサルタント
現 BP事業部 プランナー

今や流行りと言ってよいほど認知されてきた「出戻り社員」現象。 昨今の転職事情を反映するように、「出戻り社員制度」なるものが作られる会社が多くなってきている事を、ご存知の方も多いでしょう。 その「出戻り」を同じ会社で2度!も経験するなんてまあないですよね?私がその張本人なのですが・・・苦笑。

「出戻り」のパターンも様々ですが、中々経験できないリアルな体験を元にした当記事は、出戻りを多くの視点から捉え、その本質を浮き彫りにすることが出来るのではないかと思っています。是非、お楽しみ下さい!


目次

  • おかしな悩み
  • 人生最大の衝撃!!「賢者」との遭遇
  • 出会い、そして逃亡
  • 迷い、そして再会
  • 結局「出戻り」は良かった?悪かった?
  • 一生かけて伝えたい想い

おかしな悩み

私がクインテット(以降QW)に入社したのは2013年夏頃、今から5年前に遡ります。QWは社会人として2社目で、1社目は渋谷の某上場IT企業でSEO対策(※1)の自社サービスを電話営業する部署に所属し、毎日汗だくで営業していました。

学生時代から「起業して何かをやってみたい」という漠然とした想いがあり、まずは営業を経験してみよう!という訳で、その会社はちょうど3年で退社。入社初期こそ多くの苦戦がありましたが、営業成績では部署内賞を何度か獲得、尊敬できる上司・仲間など、それなりに恵まれた人間関係の中で仕事を全うしました。

(※1)検索結果 で自社サイトを上位表示し、露出を多くするための技術的対策

まあ、ここまでは特に何事もない普通の社会人生活かと思います。しかし、実はそんな私には、人には言えない悩みがあったのです・・・

それは、

「人生って何だろう?」
「仕事って何だろう?」

といった、哲学的な問いに答えられない不安です(笑)。

それまでも、漠然とですが自分なりに考えてきたものの答えは分からず。本を読んだり他の人の話を聞いてみたりしましたが、当然納得感は得られず。この感覚は社会人生活が進むにつれ余計強くなりましたね。営業職の次は「戦略企画系」の職に携わりたいという気持ちがあったため、転職活動の際にQWを発見。ちょうど入社が決まった頃、「いつこの悩みは消えるんだろう・・・いや、人生不可能はない!この悩みいつか必ず解決するぜよ!」と一人意味不明な宣言を心の中でしたのを今でも覚えています(笑)

そんな、業務とは関係ない挑戦を胸に秘めQWに入社したのが2013年、 この会社で人生を大きく変える出会いが待っていたのです・・・

人生最大の衝撃!! 「賢者」との遭遇

入社当初はとある上司のもと仕事をしていましたが、私の仕事ぶりはまあダメダメで。初めはバナー制作やSEO仕様書の作成などコンテンツ制作における細かな業務を任されたのですが、そのどれもが低クオリティで、営業経験なんて役に立たず、そもそもクオリティを図るものさしが自分の中に無く、やみくもにアウトプットしてはダメ出しの嵐という毎日・・・

「何をどう考えればうまくいくんだろう・・」

毎日、暗闇をがむしゃらに進んでいた感覚を今でも覚えています。

そんな中、上司が体調不良で会社に来れなくなり上司が交代、これが私の人生の大きな転機になりました。

その方が、当社代表「松下」です。

業務としてはまず、ある美容医療クリニックの全体戦略、Web集客立案、改善などを一括して引き受ける「成果報酬コンサルティング」という非常にやりがい・緊張感あふれる業務をお任せ頂きました(詳細はこちら)。 社長に関しては初め、「柔らかい物腰の雰囲気と、何か掴みどころのない不思議な感覚を持った方」という印象でしたが、直接業務を教わるようになると、その印象は一変!それはまさに弊社の理念である「プロフェッショナル」を体現する異次元の存在という感じを受けました。しかも、「最終的には自分で答えを見つけよ」というスタンスで、答えを見つけるヒントをうまく差し出してくる、まさに「賢者」的要素が強いのが印象的でした。

教わった事の全てをここに記載するのは難しいですが、当時の頻出ワードの一部を公開すると、

「目的から考える」
「原理・原則から考える」
「人間の根本的な性質に目を向ける」
などなど、

過去、多くの人から教わった「表面的」なアドバイスではなく、仕事力の根底に訴えかける力強い話の数々・・・

これらは、見方によっては一見誰でも言えるありふれた言葉のように聞こえますが、社長はこれらを「深く深く理解し、実行・成果を出す」ことの重要さを、業務を通じてあらゆる角度から何度も説いてくれました。そこからですね、長年の悩みだった「仕事」というものの理解が深まり、業務の質が目に見えて変わっていったのは。売上げも伸び、元々2院だったのが3院まで増院、知識・スキルも徐々に増え、充実した仕事生活を送るようになりました。

しかし、最終的にそんな大事な方を二度も裏切る事になるとは・・・ この時は全く想像していませんでした。

出会い、そして逃亡

それからというもの、ビジョンを共にし、プライベートも仲良くする様々な仲間との出会いもあり、仕事はますます楽しくなる一方でした。その頃は本当に平日・土日全く関係なく仕事に没頭していましたね、それこそ狂ったように(笑)。

日々成長が実感でき、同じ目的に向かう仲間がいる。この頃が自分の中では「仕事の本当の楽しさ」を一番実感できた貴重な時期だったように思います。

そんな時、ふと忘れかけていた起業の夢をふと思い出しました。

「そういえば、自分は起業したかったんだよな?」と。

ちょうど入社から2年が過ぎた頃、業務の責任範囲も徐々に拡大、仕事の忙しさも難易度も上昇、上記のようなヨソ見をし出した事もあってか、中途半端な仕事が多くなり、仕事のクオリティも目に見えて悪化。

「このままじゃまずい・・・」

起業の目標もおろか、そもそも目の前の仕事が回らなくなるようになってきたんです。 そんな流れで忙しさと状況の厳しさがMAXに達していた時、私はその状況から逃げ出してしまいました。まあ、色々ありましたが、要するに会社に行かなくなったのです。一度は話合いをし、自分の意志で戻ったものの、少し間をあけて結果的には2回も(2015年秋頃に退職)。

改めて振り返れば、業務の忙しさや人間関係のしがらみを実力不足のせいにせず、起業の夢だとか自由だとか他の諸々に逃げていたのだと思います。今振り返っても、自分を育て成長させてくれ、辞める際もあれだけ本気で向き合い話合いをしてくれた社長・上長含め本当に申し訳ないことをしたと思っています。

迷い、そして再会

その後は、面倒な事やしがらみなく、勉強したかった事・仕事をする時間に没頭。ただ、それなりの楽しさはあったものの、みなぎるような充実感はあまり持てなかったように思います。

「何故だろう?」「何が自分の人生にとって本当に大事なんだろう?」

その疑問に答えるべく日々何度も自分に問いかけをしました。自分自身と本気で向き合う「一問一答」は非常にキツい体験でしたが、そのおかげで徐々にですが、自分が大事にしたい重要な事が見えてきました。

それは、好きな事・楽しいことは当然大事だけど、 「もっと意義ある事をしたい、本当に人の役に立つことをしたい。 多少大変でも、多くの人との関わりの中で出来るだけインパクトある事を」 というマインドです。

面倒な人間関係を避け、自由を求め行動した結果、あれだけ嫌いになった様々な「しがらみ」が自分の人生にとって非常に大事な事だと学び、面倒でも心からやりたい意義あることを仕事にしたい、そう確信したのです。また、充実感を持てる関係性は世の中それほど多く存在しないことも知りました。

この頃には人生の方向性も定まり、昔から自分を悩ませていた「問い」は姿を消し、 自然と「出戻り」を意識するようになりましたね。

時は過ぎ2017年12月。それは何の前触れもなく当時の上司から連絡がきたのです。

「新規事業を始めたんだけど力を貸してくれない?」

「検討します」と言って電話を切った覚えがありますが、その時、気持ちはほとんど出戻りを決めていました。運命的なタイミングでしたし、「昔の自分は色々間違っていた。今戻れば、また仕事を頑張れる」という気持ちがあったからです。

2018年4月、幸いQWは一度辞めた私の話をしっかり聞いてくれ、向き合い、受け入れてくれる度量の広い会社だったため、「出戻り」が決定しました。現在、周りには暖かく向かい入れて頂き(勝手な想像ですが・・・)、大きなストレスなく忙しく業務に励んでおります。 

結局「出戻り」は良かった?悪かった?

前置きが長くなりましたが、結局「出戻り」は良かったのか?答えは自信を持って「Yes」です。ただ、これは当然皆に当てはまる訳ではなく、前職での人間関係を十分築いてきた人に限るというのが本当の所でしょう。

私の場合、一般的には良くない辞め方を二度し、そこから出戻りするという稀有?な経験しており、普通この状況はかなり難しい気がします。ただ(自分で言うのは本当になんですが)過去それなりの信頼関係があったおかげで、今大きな問題なく職場に復帰できているのだと思います。

また、もう一つ重要な事として「復帰した際の業務内容」があります。私の場合、たまたま長い目で見て本当にやりたい仕事内容と、新規事業の内容の多くが一致していたため、出戻りという大きな決断ができました。そのため、「今の職場環境が嫌だ」とか「良い転職先がない」という単純な理由で出戻りするのは、ベストな選択ではない気がします。

その他にも、WEB上では「元の会社に出戻る時はそれなりの理由を!」や「戻るなら早いほうが良い」など色々書かれていますが、正直そんなチンケな理由はどうでもよく、全く本質ではないと思います。そんな理由であれば戻られた会社も迷惑だと思いますし、戻れたところで、結果は火を見るよりも明らかじゃないでしょうか。

「前の会社に戻れないかな・・・」少しでもそう思っている方は、「過去の人間関係」「復帰後の業務」を踏まえ、一度自分の心に聞いてみて下さい。勢いよく会社を飛び出し色々な経験をしたものの、最終的に前の会社が一番良かったと感じたのであれば、素直に気持ちに従って想いを伝えてみるのはいかがでしょうか?

一生かけて伝えたい想い

私は今、ビジネスプラットフォーム事業部という部署に所属しております。この事業では、あらゆる人材・知財マッチングの不整合を解消すべく、次世代の社会構造をもかえる情報プラットフォームの企画・制作を行っております。

弊社理念である「後世に素晴らしい時代を残す」という大きな目的に向けての日々の業務は、非常にやりがいがあり、刺激的で興奮するものばかりです。個人的には「後世への21世紀最高のプレゼント」くらいの気持ちで取り組んでいるほどです。

一人一人が生まれ持った最大限の可能性に向かって輝きを解き放ち、人生の時々において希望を抱き、全力を尽くして挑戦し、人生を謳歌できる世界の創造へ向けて、一つでも多くの事を貢献できるよう奮闘する毎日を過ごしております。

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