管理部の仕事と求職者への思い

経理・総務・労務・法務などを担当する管理部は、直接利益を生み出す部門ではありませんが、会社が組織として成立するためになくてはならない存在です。

そんな管理部門を統括する木谷太郎部門長は会社設立当初からのメンバー。今回のインタビューでは管理部門についてだけでなく、会社の成長と変化についても話してくれました。

不安なく働けるように、次のステップに進むために

-管理部はどのような部門ですか?

簡単にいうと、経理・総務・労務・法務といったバックオフィス業務を担当している部門です。給与計算や月末の支払い、社会保険の手続き、備品の購入をはじめ、法務的なところで『美容医療の口コミ広場』の削除依頼の対応をすることもあります。

会社が組織の体を成していないと働く人が不安になりますし、例えば、営業が仕事をとってきた、コンサルティングが施策をもってきたという時に、会社にお金がなかったら困りますよね。そういう部分で従業員が余計な心配をせず働けるように、会社の生命維持といいますか、お金まわりを含めてしっかり管理しています。


-管理部の仕事の楽しみ、やりがいは?

会社の業績が最初にわかることでしょうか。コンサルティング担当者は自分の案件の数字は把握していると思いますけど、会社全体の数字はわれわれがまず目にしますから。「あぁ、素晴らしいな」「おっ、また過去最高だ」と、会社の成長や勢いを日々実感できるのはとても楽しいです。

また、会社の制度やルールがなくて誰かが困ることのないようにするため、実態と合わなくなっているものの改善案を作るのもやりがいの一つになっています。

組織が大きくなるにつれ制度を見直す必要が出てきますし、従業員からもさまざまな意見が上がってきます。中には愚痴レベルのものもありますが(苦笑)、「制度的におかしいから変えていかなければ」というものもありますから、しっかり対応していきたいですね。現状なかなかそこに時間が割けないのですが、業務をスリム化して余力を作っていきたいです。


-管理部の今後の目標を教えてください。

会社がさらに大きくなっていくにあたって、管理部としても新しくやるべきことが増えていきます。例えば、50人規模の会社ならよくても、ある一定の規模を超えたら、社会の制度上やらなければならない取り組みも出てきますから、そこをきちんとおさえ、会社が次のステップに進めるようにするのが第一ですね。

もう一つは、最近セクショナリズムになりかけているように感じているので、それを解消したいです。会社の規模が大きくなっていくと、日頃あまりやりとりがなく、お互いをよく知らないために誤解が生じたり、空気が悪くなったり……ということも出てきてしまうと思うので、会社全体のイベントや全社をあげて取り組む課題など、部署間の垣根を取り払えることを企画したいです。

■従業員がより輝くため、会社を「居場所」に

-会社の成長という話がありましたが、規模が大きくなる中で変わってきたことはありますか?

会社を立ち上げた当初は、みんなが若いこともあって「無駄な労力かけずに効率良く稼ごう」という雰囲気がありましたね(笑)。ただ会社が大きくなるにつれ、代表の松下も社会における企業の役割や、顧客のためになにをすべきかをより大事にするようになってきました。そういった部分がここ10年の変化でしょうか。

そうはいっても、創業当初に社会のことをなにも考えていなかったわけではなくて、口コミサイトを作ったのも、当時は商品やサービスの口コミ情報を検索しても、口コミを装った売る側の情報だったり、アフィリエイトサイトばかりが検索結果の上位に出てきていたので、それに対するアンチテーゼとして、消費者から発信されるリアルな口コミを取り上げたいという思いがありました。ただ、消費者が強すぎても好き勝手に書かれてしまいますから、「お互いにとって良い方向に」という発想でスタートしていて、それは今も変わらずクインテットが貫いている思想だと思います。


-ホームページの木谷さんのページにあった「居場所」という言葉が印象的でした。そのあたりの思いを教えてください。

人は心のよりどころがないと前向きに生きていけないと思っています。言い換えれば、人間は居場所があれば生きていける。

その昔、私は予備校で働いていて、その時、独学ではできないことも、同じ場所で同じ目標を持つ人たちと一緒ならできることがあると気づかされ、予備校や学校の役割は「居場所を提供すること」でもあると思ったんです。

昔は地域や学校が居場所の役割を果たしていたけれど、今は考え方や興味が多様化していて、その枠には収まりきらないケースも多々あります。そういう人のための個別に居場所があればいいな、そういう場所を作りたいなという思いをずっと持っていますが、実際はなにもできていなくて……。


-その考えはビジネスシーンにもあてはまるのでしょうか?

あくまで私個人の考えですけど、会社が居場所になれば、従業員はより輝けると思っています。この場合の居場所とは、物理的でなく「活躍の場」という意味です。

「会社に居場所がない」と考えている人の集まりよりも、「自分はこれで勝負できる、活躍できる」という人だらけになれば会社はうまくまわる。仲間が活躍する姿をともに喜んだり、あるいは自分も頑張ろうと思ったりするでしょうからね。

そういう一体感を味わえるようにするためにも、先ほどお話した「部門の壁を壊す」ようになにかができたらいいですね。

■新しいことを怖がらずにチャレンジするのが大事

-会社の良さをアピールするとともに読者へのメッセージをお願いします。

人数が増えたとはいえ、ワンフロアでみんなの顔が見えるオフィスですし、社長もすぐそばにいます。また、クインテットは話を上げる決まったルートもないので社長に直接話を持っていけるというのはメリットですね。

そういう意味では、それぞれがアピールしていけばより早く中心的なことを任せてもらいやすい。そこは魅力の一つだと思います。


-最後に、会社をさらに成長させるために、どのような人材を求めているか教えてください。

マインドとしては、新しいチャレンジを苦に思わない人が向いているでしょうね。

大きい会社なら、すべきことがある程度固定化している面もあるでしょうが、クインテットは規模も小さく、まだまだ新しい会社ですので、現在の柱である『美容医療の口コミ広場』の他にもどんどん新しい柱を作っていかなければなりません。

場合によっては、先輩すらやったことがない新しい分野に飛び込まなければいけないケースもありますから、怖がらずに「自分でやる!」というマインドがあったほうがいいですね。

やはり、なにごともやらなければ筋肉はつきません。「自分はヒョロヒョロだからできない」と思っても、やった分だけ筋肉はつく。仕事も同じなので、恐れずにチャレンジしてほしいです。


**【お ま け】************

-木谷さん、休日の楽しみは?

休日は子供との時間ですね。平日は子供が寝た後に家に帰るので、そのぶん土日にたっぷり遊ぶという感じです。

趣味は釣り。子供の頃から好きで、東京に出て来てからも東京湾で釣ってみましたがまったく釣れなくて……諦めていましたところに、同じく釣り好きの毛利さんが入社してきて、木更津の沖堤防に連れていってもらったんです。同じ東京湾と思えないほどバンバン釣れて、それからは木更津がメインです。

ただ、やはり土日はなかなか時間が取れないので、もっぱら会社の釣りサークルで楽しんでいます。これなら平日に楽しめますからね(笑)


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