大学生時代の経験から

自分を見つめなおすという意味も込めて

「個性を生かして自分らしい生き方を」「たくさんの体験やチェレンジから新しい考えを生み出す」

このビジョン、マインドを考えるにきっかけについて書こうと思います。

タイの山岳民族と過ごした大学の夏

私は大学時代、夏にタイの山岳民族を支援しているNGOのミラー財団に行き様々な体験をさせてもらいました。

チャイルドセンターで子供たちのお世話をしたり、インフラ整備のお手伝いをしたり、様々な支援をしました。支援というと「やってあげてる」感が出てしまうので、あんまり好きな表現じゃないなーと個人的には思います。実際行ってみると私たちの方が学ばせてもらうことの方が多かったと感じます。

ちょっと少数山岳民族の話をすると

タイの山岳少数民族は、国籍が取れずに適切な医療を受けられない、学校に行けない、職に就けないといった差別を受けているという事実があります。以前に比べ、山地民でも学校に行けるなど生活は楽になった部分もありますが、まだマイノリティーである彼らへの差別意識は残っているのが現状です。

※数年前の話なのでちょっとまた状況が変わっているかもですが

写真は私が訪れて実際に止まっていた集落?です。ニワトリや豚、犬がその辺を歩いています。

毎日が新しい経験・発見の連続だった

もともと国際問題や貧困、差別の問題には関心があったのですが、調べるだけでなくて実際行ってみないと何もわからない!と思い訪れました。

正直に言うと、すごく大変な生活をしていて毎日肩身の狭い暮らしをしているのだろうと勝手に思っていたんですが、びっくりするほど違いました。

歴史や文化に誇りをもって暮らしていましたし、何よりもみんな楽しそう。インフラの整備ができていない、不自由が多いのも事実。でも、その中で自分が輝ける方法をみつけイキイキしてましたし、何不自由なく生活している私の方が、心がすれてるなと感じました。

日本にいると当たり前でも、こっちでは全く当たりまえではありません。便利さを求める私たちの生活とは違い、不便を楽しむというマインド。

なんか自分視野が狭い......「こうしなきゃいけない」「これが当たり前」それに合わせるだけで、新しいことや人とちょっと違うことは受け入れない。そんな考えに寄っていたのだと思います。

でも、それだと何も新しいことは生まれないし、せっかく色んなチャンスを潰してない?てか、そもそも多数派が正なのか?そう思いました。

ただ、そうは言っても人はすぐに変われないし、これまでの生活や考えがしみ込んでいる。でもちょっとずつでいいから、固まった考えを柔軟に、いろんな考えや新しいことに目を向けていくことを大切にしていこうと深く思いました。

個性があるからこそ社会は豊かになっていく

もう一つ気が付いたことがありました。

とっても自由で創造的で個性的。みんなそれぞれの個性を伸ばせる環境があるということです。

日本だと「みんなと一緒の方が安心」そんな感じがあると思うんです。でもそれだと、伸ばせる能力がのばせず、うもれていってしまう気がします。

それぞれ個性があるからこそ社会は豊かになっていくのではないのか。なんとなくではあったものの、学生ながらに人生で大切にしたい価値観を見つけました。

タイに行ったことで、いろいろと考えるきっかけになり、今の自分のマインドやビジョンに繋がっています。


最後に余談ですが、またいける機会があればぜひ行きたいなとは思うのですが、タイの食べ物だけはどうしても苦手で......パクチーとレモングラスがどうしても受け付けない。

ほとんどの料理にパクチー、ちなみにみんな追いパクチー。スープ系にはレモングラス......なのでごはんは毎回タイ米と卵焼きオンリーで過ごしました。山のお水は飲むと毎回お腹を下して、結構大変ではあったんですけどね。


Qwintet life
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No Name
2020.09.02

私も大学生の頃は、(旅行ではありますが)東南アジア・欧米諸国数か国を訪れたことがあり、あまりにも世界は広く、様々な人種がおり、そして本当におおらかで明るい人たちが多くいることに、一種カルチャーショックを受けたことがあります。

それこそ(なんて自分はちっちゃい人間なんだろう?)とも思っていました。

>それぞれ個性があるからこそ社会は豊かになっていくのではないのか。

私も激しく同意します。この日本が、鈴木さんが願う、個性を生かし自分らしい生き方をされているかたが多くいる社会・未来になるといいですよね。

No Name
2020.09.01

鈴木さんの物事の切り取り方はとても素敵ですね!かつてのプレゼン(出川)を思い出しながら読んでいました。
鈴木さんのビジョン・マインドがどのように形成されたかを知れて良かったです。

No Name
2020.09.01

そう言っていただけてうれしいです!
ありがとうございます。

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