2020年の振り返り

年末には一年を振り返るけれど、今年は例年にも増して振り返りを行わなければならない年だと思う一方で、振り返るには相当なパワーが必要な年でもある。確実に5年後、10年後に振り返った時に、分岐点となるであろう2020年を自分の言葉で残しておこうと思う。

・普通とは
通勤するのは当たり前。営業なら顧客を訪問するのが当たり前。盆・正月には実家に帰る。家族や仲間で会食する。夏休みは、旅行に行く。日常は当たり前だったし、普通であることを何も考えずに享受していた。変わる=発展、成長という楽観的な考えもあった。インバウンドで宿泊先が足りず、オリンピックを見越してホテルや民泊先も増やすことが急務だった。失われた20年、30年と云われても、経済は成立し、オリンピックが起爆剤になる。例え、モノ消費が終わればコト消費がある。人の満足は満たされることがないのだから、どこかに成長のチャンスはあるのではないか、そう思っていたし、そう思おうとしていた。

今ある日常は続き、今ある課題は原因が分かっていたからこそ、そこに違和感はなかった。今年の3月までは。しかし、コロナで事態は一変した。今年のスケジュールを振り返ると、4月の非常事態宣言後、商談はほぼすべてオンラインになった。これまで友人や面接でSkypeを使用したことはあったが、商談をオンラインで行ったことはなかった。テレワークも始まった。2019年の9月に、台風の影響で、通常30分の通勤に3時間かかった。ニュースでは通勤難民として駅に溢れかえる人や入場規制の様子が映し出されていた。おかしい…と思いながら、社会の仕組みだと半ば諦めて受け入れていた。それも日常であり、社会であると思っていた。子どもたちは、学校に行けなくなり、自宅で鬱々とした日々を過ごした。介護ホームにいる親族とは、会うこともかなわず、3か月ほど声すら聞けない状態が続いた。そして、今年の年末は実家には行かず、それぞれで年を迎えることに決めた。

仕事だけでなく、生活すべてが変わった。
懸命に対応をしようと動いてみたが、消化できないままに、次の対応すべき事案がやってきたりと、不安とも不満ともつかないフラストレーションが溜まる日々が多々あった。

・本質
商談は訪問するのが当たり前。オンラインという手段は選択肢にすらなかった。しかし、コロナで強制的にオンライン化が進み、逆に仕事をする上での接点は増えた。だが、生産性が向上したかと云えば、個人的には疑問。効率や生産性は、生産=成果が上がったことが前提。ただ、接触回数が増えただけでは意味がない。「オンラインで、対面のように、どう信頼関係を築くのか」そこに試行錯誤を繰り返し、時間がかかってしまった。
最初は、対面のやり方を、そのままオンラインに当てはめた。しかし、モニター越しに初めて会う人は、画面の1点を見続けているため表情が読み取りづらい。当初は皆が手探り状態だったため、緊張もあったと思う。会話も1テンポ遅れて聞こえるため、発言が重ならないように配慮しなければならない。プレゼンも資料説明も、これまでのやり方では、冗長になることも分かった。経験を積むために、休憩もなしに、1時間ピッチでどんどん商談を入れた。量をやることで得られることは多かった。経験をして、資料も話し方など改善できることはどんどん改善を行った。

しかし、これだ!!と確信を得る感覚までは得られなかった。それが歯がゆく、自分を苛立たせた。何が足りないのか。どんなノウハウが必要なのか。人の話を聞き、オンラインセミナーなども受講してみたりした。

そんな時だった。
ある方から地方で活躍される、企業の代表をご紹介頂いた。その代表は、コロナ禍になり下を向くのではなく、これまでの活動を見直し、さらに発展的にどう社会貢献をしていくかを懸命に考えられていた。考えるだけではなく、方向性を示し、社員を導いていた。ひたむきで、飾らない、その姿に惹きつけられた。この方と仕事がしたい、心の底からそう思った。私は、モニター越しに、自分の思いを伝えた。私は必ず役立てる。根拠のない自信が湧きだっていた。商談後、1通のメールを代表から頂いた。それは、私が書いた記事の感想だった。多忙な中、私のPandoにあるプロフィールや記事を読んでくれていた。そのメールには、私と志が一緒であること、だから一緒に仕事がしたいと思っていること。そして、母への思い。同じ志だけでなく、同じ思いを経験したものとして、プライベートのことまで書かれたメールを頂いた。感動とともに感謝の気持ちで一杯になった。

仕事とは何か。どのような環境、どのような手段であっても、本質は変わらないのだと、この代表のお陰で、改めて気づくことができた。献身、貢献、価値提供。そこに根差す、自分の精神の在り方を再確認できた。迷いの中で霧が晴れた。

・感謝で終わらせない
先日、ある代表が「松下社長には、穏やかな言葉の中に狂気にも似た覚悟を感じる」と云われた。同感。メールにせよ、報告書にせよ、企画書にせよ、これを松下さんが見たらどう云われるか・・・そんなことを考えて、推敲を重ねる時がある。最高、最大、最良のアウトプットになっているか、問い続けるのは容易ではない。しかし、近くで体現をされている存在がいることで、自分が出来ないことは、まだまだ本気度が足りていないことを嫌でも認識させられる。自分がフロントとして仕事をしているのだから、「松下社長に感じる」ではなく「児島さんに感じる」と云われるくらいでなければいけない。

自己評価などという言葉はない。評価するのは、いつも相手だ。相手に貢献をするために、考え抜いているか。自分を客観視させてくれる環境、指導をしてくれる松下さん、粟本さん、小林さんには、とても感謝している。感謝しているからこそ、感謝で終わらせてはいけない。感謝があるからこそ、共に見ている世界の実現にむけて前進をする。貢献を果たすことで、自分を自分で認められる。

Pando事業をどうするか。
どうなるかではなく、どうするか。どうしたいか。その中心に自分を置く。反省は、十分にした。来年はとにかく前進する。2022年は考えない。2021年、自分を試す。自分を誇れるように。

※追記
年末は家族と一緒に過ごしている。先日、テレビで歌番組を息子(小学生)と見ていた。過去から遡り、様々な歌手が紹介されていた。その中で歌手のAIさんが「ハピネス」を歌ったシーンがあった。圧倒的な歌唱力に、テレビを見ながら高揚した。すると、隣で息子が「すごいな、エーアイ」と感動していた。その言葉に顔を引きつったが、どこかほっこり幸せを感じた。息子に感謝?!


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ストック
なかがわ
2021-01-06

追記の「エーアイ」に思わず笑ってしまいました笑

私も榎園さん・社長と一緒に取り組んでいる「KIZUKI」をPandoに実装することで、(適した表現が見つからないですが)Pandoを盛り上げていきたいと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

れな
2021-01-01

新年明けましておめでとうございます㊗️
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

児島 誉人
2021-01-01

れなさん、明けましておめでとうございます!! 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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