はじめての採用 20新卒採用のふりかえり

10月をもってクインテットの20卒採用がクローズしました。イベントや説明会、面談でお会いした学生のみなさん、限られた時間の中、クインテットに興味を持って関わっていただき本当にありがとうございました。ちなみにタイトルはこちらを意識してます。
今回は、20卒の振り返りと学生のみなさんとお会いする中で得られた気付きを記録しておきたいと思います。


「OK,Google. 面接での核心的な質問を教えて?」
今まで面接といえば、業者側として「同席する」か、自身が求職活動で「受ける」側にしかなったことがなく、面接官として人を見ることはクインテットに入社してからが初めてでした。採用やってみる?と言われたとき、

( `・ω・)< 資料やデータを見て傾向を掴もうかな~ → な い  
( ´・ω・)< じゃ、じゃあ1回同席して雰囲気を掴んでいこう! →  な い
(ちょうど人が落ち着く時期で機会得られず)

お?早速詰んだな・・・・・・?_(:3 」∠)_

(;´・ω・)< と、とりあえず場数踏むしかないか?!

こんなかんじでした。
場数を踏もうと必死に打ったスカウトに対して初めての応募が来たら来たで嬉しさ反面焦りました。え?!面接設定しなきゃ、え、どうしよう?!と慌てたのは良い思い出です。そんなこんなでいわゆる「クインテットの面接のやり方」を知らないまま飛び込んでしまったので、最初はGoogle先生に【新卒面接 聞くべき質問】【大学生 鉄板ネタ 会話の広げ方】【面接 NG質問 例】と検索してテンプレート通りに面接をしていくといったやり方で実施していました。(その頃にお越しいただいた学生さん本当にごめんなさい…)
もちろん付け焼き刃・テンプレ通りの一次面接で”クインテットとマッチする人”が採用できるわけでもなく、二次面接でバッサリという結果が数回続きました。(本当にすみませn…)


課題解決あってこそのマッチング
それなりに場数を踏み、二次面接の通過率が良くなったのは採用活動が本格化してきた4~5月頃からでした。それまでは「クインテットのビジョン、開発部として大事にしていること、エンジニアの志向性を伝えなきゃ!」と時間を目一杯使って説明し、二次面接官からのFBもある程度溜まり、見るポイントや質問内容も当初から大幅に変えているのにどうも上手くいかない。こんなに伝えているのになんで?Pandoの記事も読んでいるのになんで?とめちゃくちゃ悩みましたが、ある時ふと「どうやってモノを売っていたっけ?どうやってリピートさせてたっけ?」と考え直す時間がありました。そこでやっと、私がやっていたことは「伝える」ことではなく「押し付け」だったことに気が付きました
「人が魅力や需要を感じるときは、顕在/潜在を問わず課題を抱えていて、それを解決できる提案をされたとき。課題解決なしの提案は記憶に残らない・売れない・リピートしない。」と口酸っぱく言われてきたのに、職種が変わるだけですっかりすっぽ抜けてしまっていました。どれだけ良いと思っていることを話しても、それが相手にとって課題解決できるほど有益なものでなければ腹落ちをさせて自分事として考えてもらえるようにはならないですし、そもそも相手が抱えている課題を引き出すことって結構難しくて、想像以上に相手を知ることができていなければできないことです。
思い切って面接のやり方を変えてみた結果、以前と比較するとだいぶ改善され、三次選考や最終面接まで進んでいただく率が高くなりました。よく採用活動は営業だよと言われますが、本当にその通りでした。


「とりあえずなんでもいいから就職したいんです」
20卒採用における約70名の学生さんたちとお会いした中で、直近最も印象に残っている言葉です。質問はありますか?と聞いたらこの言葉をいただきました。「とりあえずなんでもいいから就職したいんです。働きたい、就職したいという気持ちは強いのに、なぜ私は内定をもらえないのでしょうか?」という問いに対して、過去の自分を思い出しました。
自分が新卒で就職活動をしていたとき、同じことを思っていた記憶があります。なにも考えていなかったわけではなく、”働く目的”はしっかりあったので”就職できなかったら終わり”という認識だけはありましたが、なぜそこで働きたいのか、そこでなにをしたいのかを深く考えていたか?と問われるとそうではありませんでした。ただ単に”働く”ことと”組織で働く”ことの違い、そもそも”組織で働く”意味を考えもしていなかったからです。働くだけだったら一人法人や個人事業主として労働すれば良いですが、大半の組織はただの労働力を求めているわけでも頭数を揃えたいわけではありません。なにを求めているのかを示すために組織はMVVを掲げており、就職活動の際はそれはなぜなのかを理解する必要がありますが、なかなか壮大すぎて落とし込めない…という実情もあります。イメージしづらい漠然としたものをより明確にするためにPandoを活用してもらいたいですし、活用しなければいけないなと改めて感じました。


21卒採用に向けて
21卒の新卒採用においては、本格的にPandoを取り入れてクインテットのビジョン、サービスに魅力を感じ、事業を大きくしてきたい!と共感していただける学生さんと出会えるよう、たくさんの施策を考えています。エントリーいただく際は、研究、プログラミング、学生団体やサークルでの活動、アルバイト、趣味・・・分野は問わないので、自分が本当に心の底から「好きだ!」「これなしの人生は考えられない!」と言えるものを持っていただけていると嬉しいです!みなさんの好きなものへの熱量から見える本質を重視した採用を行なっていきたいと考えています。


クインテットの皆様へ
2018年末から約10ヶ月、20卒は3部門での採用でしたが、各人事が部門毎に面談・面接を実施していたため、少ない会議室を面接で占領する日も多々あり、そしてたくさんの方のお時間を割いていただきました。ご迷惑をおかけしてばかりでしたが、採用にご協力いただき本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。  引き続き、よろしくお願いいたします。

採用関連
76件

関連記事