Equal を読んで社会人で活かされていること

今回は、私の大学時代の監督が著された「Equal 」を紹介させていただきます。
この本では、西南学院大学硬式野球部の東監督がミーティングでお話をした内容が詰まっており、野球だけではなく、就活そして人生にも直結することができる内容となっています。特にこの本は若手の社員の方に読んでいただきたいです。私は大学時代にミーティングで監督のお話を聞いたり、直接監督室で監督とお話を積み重ねてきた結果4年間で人としてや考え方が急激に成長することができました。
社会人になり、監督の教えをもう1度振り返りたいと思い「Equal 」を読ませていただきました。
著籍について初めにご紹介いたします。

著籍紹介

書籍名: Equal 「勝負事=人生=就活力」
著者:  西南学院大学硬式野球部監督 東和樹(著)
出版社: 花書院
購入リンク:
https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%AE%E6%9C%AC%E6%AD%A6%E8%94%B5%E3%80%8E%E4%BA%94%E8%BC%AA%E6%9B%B8%E3%80%8F%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E7%89%A9%E4%BA%8B%E3%81%AF%E5%85%A8%E3%81%A6%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9-%E6%9D%B1-%E5%92%8C%E6%A8%B9/dp/4865612203


構成について

「Equal」は5章で構成されています。宮本武蔵の五輪書を指導者の参考書として活用できないか?と東監督は思い、著書では五輪書が現代でどのように活かすことができるのかをこの本では著されています。

  1. 地之巻
  2. 水之巻
  3. 火之巻
  4. 風之巻
  5. 空之巻
本日は特に私が今後の社会人生活で活かせると思った3つ(火之巻より2つ、空の巻より1つ)の内容について紹介させていただきます。

1.火之巻 「敵になること(相手を知る)」

1つ目は敵になること(相手を知ること)を紹介いたします。敵になることとはどういうことなのか?それは、五輪書の現代語訳にすると敵になったつもりで、物事を考えるということです。

相手を知るためには?

野球ならばまずは、戦うチームのデータ分析を行います。データを実際に取り、その後分析を行い、相手チームについて知ります。そして、相手チームを知ったのちにではどういう攻め方をされると相手にとっていやなのか?逆にこの攻め方は相手を助けるのかを考えていきます。相手目線をするためには、まずは相手のことを知らないと作戦を練ることはできません。相手を知って初めて、敵になったつもりで物事を考えることができます。

これを営業に置き換えてみると・・・

①アポイント先の企業・学校を調べる。
②HPなどを見て、どの提案が有効なのか・どの提案が相手にとって嬉しいのかをまずは予測を立てる。
③実際に商談を行う。→ここで必要なのはHPで調べたことはあくまで1つの情報にすぎない。現状の相手の課題・やりたいことは何かを「ヒアリング」をする。
④ヒアリングを踏まえたうえで、相手にとって「嬉しいこと」は何かを相手の目線に立って物事を考える。
⑤再度提案

この「相手を知る」は野球・営業だけではなくプライベートでも活かすことができると思いました。また著書には、「聞き上手」という能力も大事だと書いておりました。相手をさらに知る手段として、商談の際に自分たちの提案を行うだけではなく、「聞き役」にうまく立ち回る能力が必要だと感じました。そのため一方的に話していてはミスリードになります。
聞き役に徹し、相手を知ったうえで提案を行うことでよりアポからの成約率に繋げていくことができるのでは?と本を読み感じました。

2.火之巻 「おびやかすこと(恐怖心)」

怯えるということは皆さんありますよね?おびやかすことをここでは「恐怖心」と表現されているため、恐怖心という言葉を使って感じたこと・人生で活かせそうなことを書いていきたいと思います。

どんな時に恐怖心が出るのか?

例)野球・・・バント決まるかな?チャンスで打てるかな?四球を出さないかな?エラーしないかな・・・
例)仕事・・・アポ取れるのかな?成約できるかな?この企画書で大丈夫かな?
例)人生・・・結婚できるかな?やりたいことを実現できるかな?
著書には、「練習は唯一失敗をしていい場。でもミスはダメ。本番はただ自分を信じて戦う場である」と著されていました。
仕事でいうならば、ロープレの際は失敗はガンガンしてフィードバックをいただき恐怖心をなくしていくということですね。恐怖心があるということは自信がないということだと著書にも書いておりました。

解決方法!

これまで野球で正しい練習方法を反復して自信をつけてきたように、仕事でも場数を踏んでいくことで自ずと恐怖心がなくなるのだろうと思いました。結局野球でやってきたことが仕事にもつながります。
今どこかで緊張するのは自分に自信がないから。つまり自信がない要因としては経験が少ないから。
では、経験不足を補うために何をするのかと考えたときに、自分から動いていくことで自信が出てくると本を読み考えました。

若い今の私だからこそ、失敗を恐れず行動をしなければいけないな。とこの部分を読み感じました。
逆に動かなければいつまでたっても今の自分のままだと思い、そちらの方が私は怖いです。本にも書いているように、「先動力」を大事にしていきます!
考えたら動く・思い立ったら動く。人生は1度きりしかないと考えたときに、動かないことは勿体ないなと感じました。

3.空之巻 監督から選手たちへ「準備がすべてを制す」

これは大学時代に東監督より何度も大事だと伝えられてきました。また野球部の横断幕にも「準備力」とあるように西南大硬式野球部では準備力を大切にしています。
この本に書いている内容でも、全部共通して言えることは「準備」が大事だといえます。
本日記事に書いた、相手を知る・恐怖心の話も準備をすることで自分のなりたい方向に進んでいくことができます。
では準備をするために私たちは何しなければいけないのか?
この答えを知りたい人は、「Equal」を読んで自分で答えを見つけてほしいです。Equqlにすべて答えが書いています!

まとめ


この本を実際に読んだ感想といたしましては、監督の全体ミーティングや監督室でお話したことが懐かしいなと感じました。本を読んでいるときに大学時代のことが鮮明によみがえってきました。(笑)
また大学時代に先輩方やスタッフの方が監督のおっしゃることは、社会そして人生でとても活きてくるというお話を良くお聞きしました。
実際に社会人になって4か月の月日が経ちました。この言葉の意味が、ようやく腹落ちしてきました。そして、監督から教えていただいたことを教訓にし、日々の仕事・プライベートの活動も行っております!
これからも、「Equal」を人生の教科書として読み続けていきます。
まだまだ未熟な人間ですが、これからも挑戦を続ける人生を送っていきたいと思います。

長々となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

【記事リレー】書籍やセミナー紹介、感想
4件
れな
2021.08.25

お疲れ様で御座います!

書籍の御紹介を頂きまして、誠に有難う御座います!

「相手の意図を理解する事」は何処へ行きましても
必要に感じますので、共感出来る記事でした!

太田 洋介
2021.08.25

置き換えて考える!
めちゃくちゃ大切だよね。

宮下 遼太
2021.08.25

様々な経験を置き換えていくことで、「最短」で成長できると思い現在そのような考えになってきました。
まだまだ未熟ですが、これから成長するために何が必要なのかを考えていきたいと思います!

関連記事