「人は文字を読まない」けど六本木にあえて文字を読みに行ってみた

UI観点で色々と試行錯誤する際に、先輩にいつも教えてもらう

「人は文字を読まない」

ユーザーはWEB上のテキスト文字をほとんど読まないという実験結果があるという。




今回行ってみた展示は、そんな人の習性とは真逆。
真っ白な空間でまるで黒ゴシックの文字のシャワーを浴びてきたような気分を体験してきました。




​たまたまアートイベントのサイトを見ていたとき
ポスターのデザインが印象的で目に止まり、
ずっと時間があるときに行きたいなーと思っていた
「2121年 Futures In-Sight」展

ぼーっとしてる間に会期終了に・・・・・

会場入り口にて

と思ったら、幸いにもちょうど会期が延長とのこと。
なんとなくポスターの感じおしゃれだし、
文字だらけそうだけどなんか面白そうという軽いミーハー心で行って見ました。



企画展「2121年 Futures In-Sight」展 | 開催概要
会期:2021年12月21日(火)- 2022年5月22日(日)
本展は「Future Compass(未来の羅針盤)」というツールをきっかけに、未来を思い描くだけでなく、現在を生きる私たちの所作やつくり出すものに内在する未来への視座を、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など、多様な参加者たちとともに可視化していくことを試みる。出典:美術手帖   「2121年 Futures In-Sight」展


▼今回の展示の情報を見つけたサイトはこちら
JDN 「つくる、使う、考える人のための デザイン情報サイト」
イベントカテゴリーには色々なアート展の情報が集められていておすすめです




展示内は写真撮影OK。
自分のお気に入りの文章と一緒に撮影するお客さんもちらほら。



真っ白な空間には思ってた通りの
文字!文字!文字!


でも不思議と嫌な感じはせず
文字の森の中に迷い込んだ感覚。



さまざまな業界の著名人、クリエイターたちが
「Future Compass(未来の羅針盤)」の指し示す3つのキーワードで構成された”問い”に対し、
自分の考えを文字や作品に表したものを展示されていました。







過去の事例や体験から未来を悲観的に予測しがちな人類。
だけど、学びや考えから前進できるといった能力を持っていることを忘れなければ、未来はほんの少し明るく思えるかも、と思えたメッセージもあったり



 


宇宙とかSFとか、100年後の未来とか、
普段あまりテーマにして考えたことのないわたしでも
2時間くらいウロウロしながら展示作品の文字のシャワー浴びに没頭できたので、
知見のある人であればもっと楽しめちゃうかもしれません。


SF小説が予想したモノの展示



映画を観た後、一緒に観た人に
ここの場面こう思った?わたしはこうだと思う
って語りたくなる感覚みたいな、そんな気持ちにさせられた展示でした。



余白を見つめるわたし



最近アート=映え写真
の風潮が特にあるようでお洒落にきめた若者たちがたくさん訪れていました。


色んなクリエイターの思想を表した哲学的なテキストたち、一見堅苦しく感じる展示内容なのに、若者たちがそれをこぞって背景にして写真を撮って楽しんでいました。


圧迫感はなくてすんなり文字を受け入れられたのは、余計なイメージや装飾がなかったからなのか。
白に黒で囲んだシンプルな構成が、なんだかモードな演出にも見えました。


思想とか考えは人それぞれだし、
​信じたい流派が各々あるのは当たり前。
もっとカジュアルに提言していってもいいのかも。


Pandoのサービスに手助けしてもらいながら、
もっと日頃思うことをわたし自身もカジュアルに表現していけたらな。



今週の日曜日まで開催されているのでお時間のある方はぜひ!

企画展「2121年 Futures In-Sight」展 | 開催概要
東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内 2121 DESIGN SIGHT

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