ディベート対話(戦争は常に悪か) 開催報告

こんにちは😃ディベート対話というイベントを行なったのでその内容について書きます‼️

世の中には様々な対立する意見が溢れてますよね。それは必ずしも悪い意味ではなく、何事もプラスやマイナスの面があったり、ポジティブやネガティブな見方ができたり、賛否があると思います。

そこでラジリアでは、異なる価値観を持った同士でも相手を傷つけたり、価値観を変えようと押し迫る事なくお互いを知る反応を起こそうと今まで対話カフェという活動を中心に活動してきました。

しかし、自身の価値観を等価交換するだけでは新たな価値観には気づきにくいものです。そこで、目をつけたのが自身の価値観とは無関係に論を張り、相手を論破しようとするディベートです。

このディベート的な極端な賛否を一度考えることによって自身の価値観を見つめ直す機会にならないか?と思いディベート対話を企画しました。

ディベート対話とはあるテーマに関して極端な賛成と反対、ポジティブとネガティブを考えた上で、改めて自分の意見を考え直すというものです。

今回は戦争は常に悪か?というテーマで行いました。

1.イベント前
・戦争は悪です。
・道徳的に考えると常に悪だと思います
・正しい戦争は無いと思うが無くならないと思う
・大義があるにしろ、基本、戦争は悪だと思います。
・戦争は悪だと言いたいものの綺麗ごとかなという感覚もあります。でもお互い正義だったりすることもあったり、サイバー戦争は常に行われていたり
・戦争での死は常に非人道的なので絶対悪だと考えています

2.戦争は常に悪であるとしたらその理由は?
・人が死ぬ状況はどんな理由や状況であれ悪だと言えるため
・歴史的な反省をしないことは愚かなことであり、数々の失敗から戦争は常に悪であると主張できるから。
・戦争は人間を極限状態まで追い込み、人間の悪の部分を露見させるため。

3.戦争は常に悪ではないとしたらその理由は?
・現実的に考えた時に,家族か他国の兵士の死どちらを選ぶかと言われると後者を選んでしまうので,そういう状況が起こりうる戦争は悪とは言えない気がする。
・(宗教的に)戦争をしてきた王も多数
・聖戦(ジハード)。神による戦い。
・正戦論、聖戦論が定義されている。広義の戦争は人類の発展になる?宇宙戦争は悪とはいいきれないかもしれない
・ジハードは神の為に戦うことを正義とするのでそれを正とするなら論理的には悪ではない
・戦争の方法などによつて良いかもしれません。

4.賛否を考えた上で、改めて戦争についてどう思いますか?
・時代背景と「世論」に左右される!!
・戦争は常に悪である。(殺人・利権争い・侵略)があるならば。
・戦争は悪だと言っていたいが必ずしもすべて悪だとは言えないのが現状。だからこそ相手を悪だと決めつけるのではなく平和を望む気持ちと他者との対話を大切にしていきたい

目次

  1. 5.参加者の感想
  2. 6.終わりに

5.参加者の感想

Q ディベート対話という手法はいかがでしたか?
・構成が分かりやすく良かったです。
・面白かったです
・斬新な手法だが、それぞれの論がもう少し対立したり緊張感があると良かった

Q 本イベントによって考え方が変わりましたか?また変わらないのであれば確信は強まりましたか?
・改めて戦争とは何だろう・?と考えるきっかけになった
・変わりません
・強まりました!!
・自身の価値観自体はそう変わらなかったが、他の人の価値観を聞くと自身の特徴がわかった。

Q 1人で考えるより考えが深めやすかったですか?
・はい✖︎2
・視点が深まりひろがった感じ・。
・そもそも1人だと改めて考えることがないので、深められた

Q その他感想や話したいテーマなど
・ディベート対話もっと柔軟に楽しめるといいですね。
・今はありません
・楽しかったです!!
・戦争とは何か・。
・正義
・神は存在するか!? 

6.終わりに

新たな試みに参加してくださった方はありがとうございました。普段の対話は割と自分の意見に固執とまではいかなくても、中々全く異なる立場からものを考えることはしにくいかもしれません。お互いに思考が干渉し合うようなコヒーレントな状態を作るために策を練っていた結果このような方式に至りました。

もう少しディベート感を強めた方がいいかなと思ったりしますが、最後に正反から合といったアウフヘーベンができたのではないでしょうか?

世の中ってそう単純ではないので極論はわかりやすい反面、現実味を帯びないことはよくあります。普段は戦争は断固反対と考える人も、いざ日本が攻められたら?と言った問題や、逆に重武装中立論などの軍拡をするべきだという意見に対して、未来を担う世代からの非暴力の感情に対する訴えがあるでしょう。両方の立場を理解したうえで最終的にどう考えるのか?どう主張するのか?を考えてみてもいいかもしれませんね。もちろんそれは変わってゆくものだと思います。

禅の用語に両忘というものがあります。生死、苦楽などの相対的な対立を忘れ去り、二元的な考え方から脱すること。という意味ですが、時にはこのような機会を提供できたらと思います。

またやりましょう‼️





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