“Can la!!”
恐らく多くの日本人が聞き馴染みのない言葉かと思います。これはシンガポールで喋られている“Singlish”の一つです。シングリッシュとは、英語をベースとして、シンガポール人の母語である中国語、マレー語、タミル語などの言語が混ざっている言語です。
政府はシングリッシュではなく、正しい英語を話すよう、呼びかけていますが、彼らは今もなお、シングリッシュをしゃべり続けています。
あるシンガポール人の方から聞いた話では、「シングリッシュは我々のアイデンティティである。喋るなと言われて、すぐに喋ることを辞めることはできない。」そう言っていた。
僕はシンガポールに留学して、アイデンティティや、自分のルーツについて考えることが増えた。
僕にとってアイデンティティとは何だろう。まだ答えを見つけることはできていないが、いつかそれを見つけて胸を張って生きていきたい。
増田椋