人は誰しも誰かや何かしらに憧れていると思う。成れるか成れないかなど関係無しなのが憧れというものだと思う。
保育園児の時、木村拓哉さんが主演だった「GOOD LUCK」を見てパイロットを夢見た。これが僕が初めて憧れた瞬間だった。次に憧れを持ったのは、小学生の時に水泳をやっていたので、北島康介さんに憧れていた。中学生になると、バレーボールを始めた。当時全日本選手だった木村沙織さんに憧れたからだった。高校は、中学の時に合同練習をした時にパスをした先輩に憧れて入学を決めた。今振り返ると、憧れっぱなしの人生だったなと思うが間違っていると思った事は微塵も無かった。
大学に入学。その時は誰にも憧れていなかったが、オープンキャンパスのスタッフをやった時に人生で1番の人に出会った。統括をしている金子先輩だ。周りと格段に違う雰囲気や安定性、視野を持っていた。彼のようになりたいと思い、色々な事を吸収し自分なりにアピールした。でも最近、金子先輩だけを見ていても何故だか限界が来るような気がした。サポートしている周りの先輩にも着目することが大切だと感じたが、その事を教えてくれたのも実は金子先輩だった。
憧れとは本当に不思議だがとても面白い。
松本元紀