この冊子を作った目的は
一般の人は家を建てる際に、利便性やデザイン性、価格などをよく気にかけますが、断熱などの環境性能は「なんとなく大事なのはわかるけど、難しいから...」と、建築家に任せっきりになっているのが現状です。
学生という親しみやすい立場で、断熱に関するわかりやすい冊子を提供することにより、一般の人がすこしでも断熱について学ぼう、気にかけようという気持ちになってくれたらこういった問題も減っていくのではないかと考えました。
内容は
名建築やモデルハウス、飛行機などの
壁断面から、熱貫流率という「熱の通りやすさ」を計算し、断熱性能を比較検討する。
というもの。
20件の建築を調査し比較しています。
各ページでは、壁断面を直感的にわかりやすく示した図を提示して、熱貫流率とその計算表を配置。建築の外観イラストでイメージしやすくし、コラムでその建築に関する知識を提供します。
ここで比較する「熱貫流率」とは、「熱の通りやすさ」を示す値です。
これは、壁に使用されている材料の「厚み」に比例し、「熱伝導率」に反比例します。
こんな難しい話も冊子をよめば楽しく理解できるはずなので詳しくは冊子の中で!
この冊子を作りながら得た知識は今後のプロジェクトにも生かしていきます
(必要な断熱性能を計算して熱伝導率から断熱材を選んだり...!)
断熱性能に関して研究されている“head研究会“さんにお声掛けいただき、「断熱展」という展示会で冊子を展示させていただきました。
そこで、一般の方や企業の方から「わかりやすい」「面白い」という良い評価とたくさんのアドバイスをいただいたので、それを参考に加筆修正し、ゆくゆくは一般に向けて販売する予定です。
noteでの販売を開始しました、一部のページを公開していますので、下記URLから是非ご覧ください。
https://note.com/renove_dabo/n/n96be1c1e2e5d