私たちは、南池袋公園で開催された、tiny house festival2019に出展しました。
Tiny house festivalでは、「小さな家たちによる持続可能な暮らしづくり」をテーマに15戸のtiny houseを展示。
断熱に特化した小屋や、伝統工法によって作られ小屋、軽トラックで運べる小屋など、多彩なデザインや使い方の小屋が集められました。
社会問題に対して、イメージだけでない、1/1 スケールで実際に体験できるというのが面白かったです。
今回、私たちはタイニーハウスを
こどもたちと一緒にものづくりする
というコンセプトで設計しました。
“子供”というキーワードは、今の子供こそが未来を創っていくということから。
“ものづくり”というキーワードは、時代の意識がモノからコトへ移り変わり、作る過程に価値を感じるようになってきたことと、設計施工を行うDaBoの得意分野であることから見出ました。
子供たちには小屋の一部となる「箱」を作ってもらい、作った箱には自由に絵を書くことで、自分の“作品”となります。
その一つ一つの“作品”を積み重ねて小屋という大きな作品を作り上げていくため、自分がこの大きな小屋を作ったんだという達成感につながります。この達成感こそがものづくりを好きになってもらうきっかけになるのです。
参加してくれた子供はみんないい笑顔で作品の完成を喜んでくれました。
さらに、それを見守るご両親も、ものづくりを通して子供の想像力、造形力を再確認することができました。
また、今回の小屋作成にあたってshopbotというCNCルーターを用いました。
これは、パソコンに線データを読み込ませると、その通りにドリルが削ってくれる機械です。
特別な技術がなくても木材から複雑な造形を切り出してくれるので、一般の方も扱うことができ、ものづくりがより身近なものとなるきっかけとなりそうです。
今後のDaBoの活動でも積極的に活用していきたいと思います。