私にとってのPRC

PRCは、私の青春です。




大学生活の全てといっていいほど打ち込み、その酸いも甘いも本当に彩りある時間を過ごしたPRC。


思い返すと、始まりは友人の新歓の付き添いでした。話を聞いて動画を見ているうちに、友人より前のめりになって、その日のうちにキャンプ参加を決心した自分がいました。あまり興味がなかった私をここまで没頭させたPRC…敵いません。


希望に溢れてキャンプに赴いた1年夏。

とても楽しい日々とは裏腹に、「何のためにフィリピンに来たのか」分からなくなっている本音に気が付いて、少し落ち込みました。

その後は少しでも成果を感じられるように、行動面の目標を自分で決めて残りの日々を過ごしました。結果、その目標は達成できた、できたけど…とうとう最終日まで、このキャンプに来た意味_楽しさとか愛とかじゃなくて、自分がここにいる目的、何のために何をしたのか_は見出せずに終わりました。

それでも、ただただPRCが、フィリピンが好きだから私はサークルに打ち込めました。大好きにさせてくれたことに感謝です。


やる気に満ちてリピーターになった2年夏。

ここで私は、自分の価値観をそれまでよりもっと広くて、深くて、そして優しいものにする機会に恵まれました。

思いが伝えられなくて、上手く行動できなくて、悔しくて悲しくて辛くて毎日のように泣いてたこと、今でも鮮明に覚えてる_というより忘れたくても忘れられないのです。真っ直ぐに接してくれる人がいるのに、逃げる自分が情けなくて大嫌いになりました。

でも今は思える。それが自分を変えたと。寄り添ってくれた人だけじゃない多くの人の痛み、頑張り、それでも楽しい瞬間はあったこと。それを考えたら、いつまでも情けない自分でいるのはやめようって思えました。あの時に戻って行動を変えることはできないけどその代わりに、ちゃんと反省して生かそうと思いました。

ただ一言、「大丈夫」とあの時の自分に伝えたいです。


そして全ての思いをかけて臨んだ3年夏。

いつも感じていたこと。それは、思い出を塗り替えるんじゃなくて、描き足すんだということ。過去をなかったことになんてできないし、したくないから、代わりに今を今の全力で。

がむしゃらに、でもちゃんと思いが伝わるように…毎日一生懸命でした。3回目で初めてできたこと、たくさんあります。感謝の気持ちでいっぱいになりました。

何よりの目標であり願いだった、たくさん笑うこと(隊名にこぎつける辺りは3回目の意地でしょうか…大人気ない?笑)。嘘のないその姿を村の家族に見せられて、本当によかったです。




やっぱりPRCは、私の大切な青春。若い人生の青春です。

これからの人生も、私のキャンバスにたくさんの色を描き足していきたいです。