私のウラジオストク紀行

理科一類4組のりょうたです。
文化祭でブログを書くことになるとは思ってもいませんでいたが、せっかくの機会なので9年前の夏の思い出についてお話しします。
私はロシアのウラジオストクへ2週間のホームステイをしました。


羽田空港から飛行機で二時間強、札幌と同じくらいの緯度のウラジオストク。
日本より明らかに西にあるのに、時差は+1時間。日本より早い時間帯です。

ホストのDanilは私と同い年の男の子です。
彼も一度、日本に来たことがあります。
彼は大人しい子が多かったロシア青少年の中で、唯一の問題児でした。
近所の公園で遊んでいた時に、目を離した隙に逃走。キックスケーターで追いかける私を走って引き離し、車通りの多い国道246号の中央分離帯をよじ登り大脱走をかましました。

そんなヤツ(私の家でヤツと言えばDanilを指します。)とも帰る頃には仲良くなり、ロシアでの再会を固く約束しました。




約束したはずでした。




​ウラジオストク空港に着いて次の日の朝のことです。
対面式にヤツは来ませんでした。モスクワ観光に行ったそうです。

対面式にはDanilのママが迎えに来ました。
他の日本の青少年たちは、同年代のホストとハグして挨拶してるのに、どうして...
でもママは優しく、Danilがいないことを何度も謝られました。
家に着くとすぐにママはどこかへ行ってしまい、空腹を我慢しながら日記を書いていたのを覚えています。



翌日
ママの車で移動していると知らない男が車に乗ってきました

おかしいな。
Danilのパパはカムチャッカに単身赴任中でした。





ママは浮気していました。



ロシアの離婚率は世界一であることを肌で実感しました。

その足で私は浮気相手の彼氏の両親の家に預けられることになりました。
続くかも








ヨコ9E その作品は「現代の預言書」とも称される有名な作家