近況報告

(このブログの内容には、事実と照らし合わせて不正確な部分や、誇張された部分、執筆者の妄想などが多分に含まれております。その点に留意して、お読みください。)

 Привет! 皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 東京大学に入学してから1ヶ月と半分、私の自尊心のほうは、もう粉々に砕け散ってしまいました。何しろ日本全国津々浦々の秀才異才天才鬼才が集まる大学ですから、私のような少々勉学が得意なだけの人間は、そこらの蟻ほどの価値もないような気分になりまして、ひどく憂鬱になってしまうのです。さらに今までの自分の思い上がりを振り返ると、羞恥心まで感じてしまいます。これは所謂アイデンティティクライシスというものであるのか、ただ五月病というものに罹っているだけであるのかはわかりませんが、ともかく私のメンタルヘルスはあまりよい状態にはありません。私の精神の助けになればよいと思い、最近は紅茶などを嗜んでおりますが、効果の程は不明です。そういえばロシアの代表的な飲み物にウォッカがありますね。20歳になったら一度は飲んでみたいものです。

 そんな私ですが、大学にはしっかりと通っております。高校生のころは当然のことだった、遅刻せずに授業を受けるということが、大学に入った途端になにか高尚な事のように思えるのですから不思議です。一度も一限に遅刻をしたことがないというのは、誇ってよいことなのではないかなどと考え、弱った私自身の心を慰めている次第です。

 東京大学では、一限は午前の8時半から始まります。キャンパスの近くにお住みの方々にとってみればそこまで難儀なことではないのかもしれませんが、離れたところに住む人間にとっては、遅刻せずに受講するということは、通勤ラッシュも相まってなかなか骨の折れるものになります。ただ、朝の駒場というところはなかなか良い風情でして、よく私の心を癒してくれるものです。秋になると、香り立つ銀杏の匂いがお出迎えしてくれるようになるということで、今から楽しみに待っております。

 クラスは、初めて学習する外国語により分けられています。どの言語を選ぶかによって大分クラスの趣が異なってくるというのがよく言われることですが、私が選んだのは、ご存知の通りロシア語のクラスです。まだキリル文字の発音に慣れていないゆえ、「окно (注:aknóと読む。”窓”の意) はあくのー」などとよくわからない秀逸なジョークを交えて学んでおります。クラスでは、授業が本格的に開始する前に旅行などに行ったものです。授業開始後も、クラス内での交流が盛んであり、良いクラスメイトを持つことができたこと、非常に嬉しく思っております。
(クラスのみなさんと訪れた、横須賀の風景)

 一限・二限と午前中の授業が終われば、次に来るのはお昼休みです。この時間の駒場食堂は、昼食を求める人々が列を成し、さながら繁盛店のようになります。私などは考えが浅薄でございますので、空いていることを願って毎日食堂へ向かうのですが、いつの日も大名行列の体をなしており、驚かされる次第です。

 なんとか昼食にありつけば、そのあとは午後の授業です。大学の授業は、感染症の影響でいくつかはオンラインで行われており、そこでは学生は皆UTokyo-Wifiなるものに接続して、授業を受けております。このUTokyo-Wifiというのが曲者でして、たまに…落ちてしまうのであります。巷では、「日本のデジタル化の遅さを象徴しているのではないか」「名前にyoWi (注:よわい) など入っているのが良くないのではないか」など、さまざまな憶測が囁かれております。あげくには、 #UTokyo-Wifiと繋がりたい などというハッシュタグまで現れる始末です。

 空きコマ、つまり授業を取らない時間には、各々が自習などをしています。キャンパス内にもさまざまな設備があり、いくつかの場所には特徴的な俗称が付けられていることもありますが、その内容については触れないでおきましょう。そんなキャンパスの自習場所のなかでも、駒場図書館は、まさに一等地です。ふかふかの椅子、心地よい室温、照明付きの机、そしてコンセント。まさに勉学にうってつけの場所でありますが、私の場合は、意図せず半ば睡眠場所となってしまっております。

この時間帯になってくると、サークル活動や部活動を行なっている人々の姿がよく見られるようになってきます。運動部の声だけでなく、歌唱、演劇系のサークルが歌う声がキャンパスの片隅から聞こえてくることもあります。また、新歓活動の一環であるのか、食堂付近でパフォーマンスを行う団体も見られ、賑やかな光景が広がります。

 さて、五限が終わるのは午後の6時35分なのですが、食堂の営業は午後の7時に終わってしまいます。教室を出て、急ぎ足で食堂へ向かうわけなのですが、食堂の営業も終わりに差し掛かる頃、食材は半ばが売り切れていることも少なくないのです。とくにサラダバーなぞ、食材がサラバダーしてしまっている次第でして....
兎も角、この時間帯に夕食を取ると、このようなサラダを創作せざるを得ない羽目になることもあるのです。
(残っていた食材から割と真面目に選んだサラダバー) 
(念のため申し上げておきますと、蜜柑ともやしの組み合わせは悪くはありませんでした。オクラと蜜柑については、お察しいただければ幸いです。勿論、完食いたしました。)

 六限というものも存在しており、そちらで授業を受ける場合は、悲しきかな、食堂で夕食を取ることは難易度が高くなります。ともかく、この時間までキャンパスで過ごしていれば、あたりは夕闇に包まれていることでしょう。帰路では、駒場キャンパスの夜景を眺めることとなります。

夜の駒場も、また風情があるものでして、ぼんやりと街灯が輝く夜道を歩くと、まるで異界へ誘われているようで、疲れ切った心には刺さるものがあります。あとは、帰宅という一大事業を乗り切れば、我が家と布団が待っています。


と、まあこのように、最初の方にいろいろ書きましたが、なんだかんだで楽しくやれています。この大学も、理ロシも、よいところです。
それでは、 До свидания !


あとがきのようなもの
…………なんのこっちゃ、という感じかもしれませんが、これで東京大学における学生生活の雰囲気を少しでも感じ取っていただければ幸いです。もともとは東京大学における私の崖っぷちメンタルについてつらつらと書き散らすつもりだったのですが、あまりネガティブで個人的なことを垂れ流すのも不健全であるので、このような内容となりました。最初に注釈を入れた通り、この文章内容はあまり正確なものではなく、不正確な内容、誇張なども含まれております。あまり信じ込みすぎず、雰囲気くらいを受け取って行ってもらえると嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。クロスワードパズルは、ヨコ13Aが割り当てられています。ヒントは飲み物!