オレンジの怪物

10月31日。ハロウィンですね。仮装はしたことがありませんが、見るのは好きです。これやろうよと題材を決めて、友達同士で予定を合わせて、買い物をして、メイクをして…そういう時間の積み重なりを想像します。とってもささやかで、重大なことのように感じます。どうか今年は何事もなく、平和に終わりますように。

小さいころ、ドラマや映画で出てくる血が苦手でした。医療モノの手術シーンはもってのほか、助さん角さんが大立ち回りをする時代劇ですら、観る事ができませんでした(斬られる悪役からは、血が出ていないというのに!)。

いつしかあの血は本物ではないと知って、「失敗しない」手術シーンでも何でも、観ることができるようになりました。あまりにサイコなスリラーは、未だにとっても、とっっっても苦手だけれど。怖そうな映画は「〇〇(映画タイトル) グロい」で検索して、そんなシーンないですよ、という知恵を得てからではないと、観ることができないけれど。

小さい頃、目の前で起こることは現実と地続きのものだとばかり思っていて、

いつの間にかあれは虚構だと知り、

いつの間にかその虚構の中で全力な人々がいることを知り、

いつの間にか、その愛しき虚構の中で全力を尽くす人になりたいと願うようになりました。

√0でやる演劇は、メンバーみんながわくわくするものだと信じています。次回公演の計画を少しずつ進めながら、この人たちとなら愛しくて楽しくて、小さいころの自分にも胸を張れるような虚構を創れるという確かな手ごたえを感じる。はやく、はやく表に出せるように、がんばります。

児島 誉人
2019.11.07

思わず読み込んでしまいました!
あやのさんの思いがぐっと胸に来ました。
全力を尽くす人にしか見えない世界が必ずあります。
私もそこに到達できるように日々フルスイングで生きようと努めています。
あやのさんのこと、フルスイングで応援しています!

ながい
2019.11.07

あやのさん

初めまして!Pando事務局の永井と申します(^^)
いつも楽しく√0さんの記事を拝見しております!

とても素敵な記事ですね…!
「愛しき虚構」という表現から、あやのさんが持つ演劇への愛を感じました。

私自身、今でも「ドラマのような世界」は現実にもあるような気がしていて、演劇や映画にはときめきを求めて足を運びます✨
ご活躍楽しみにしています(^^)

また、あやのさんのマイページ記入も楽しみにしています!
これからもよろしくお願いいたします!

永井