こんにちは、Share Healthの舛井です。
前回に引き続き、勉強会について投稿していきます。
今回は目標10「人や国の不平等をなくそう」についてです。
ここでは、大きく「格差」と「差別」の2つについて取り上げました。
まず、格差についてです。格差は経済格差と医療格差について話しました。
経済格差について、世界のお金持ちの人の上位10%の人は、世界の所得の4割を占めているのに対して、30%の下位層にあたる約20億人の所得は、世界の所得のわずか2〜7%に過ぎないほど、上位層と下位層で大きな差があります。所得が少ないことで、教育を受けられず、良い就職先に就職できないという負の連鎖が起きてしまっているのです。
さらに、移住労働者に関しても言語の違いなどから脆弱な立場に置かれやすく、不当な条件で働いていることも多くあります。そのため、「すべての移住労働者とその家族の権利の保護に関する国際条約」という移住労働者とその家族の権利や尊厳を保証するための国際人権条約が2017年に作られています。
次に、医療格差についてです。医療格差は経済格差とも大きく関係していますが、貧困層と非貧困層で比べると、非貧困層の方が子供が何らかの病気にかかる可能性が低いことがわかっています。また、日本では国民健康保険によって自費で払う金額が少なくなっていますが、海外には自分で保険会社の保険に入らないといけません。そのため、貧困層は保険に加入することができないという現状も医療格差が起きている原因の1つです。
2個目は差別についてです。差別は年齢や宗教、肌の違いで生じているものがありますが、私たちの思い込みで気づかぬうちに差別をしているかもしれません。例えば血液型についてです。A型の人は几帳面だけど、B型の人はそうじゃないといったことを話したことがありませんか?このように私たちの思い込みによって、人との間に境界を作っている可能性があります。特に、現在は新型コロナウイルスによってたくさんの情報が報道され、多くの人が戸惑い、差別がたくさん発生してしまったのも事実です。
不平等をなくすために私たちにできることとして、まず高齢者や障害を持つ人が困っていたら助けること、偏見をなくすこと、そしてフェアトレード商品を積極的に購入することです。
身近にたくさんできることがあると思うので、ぜひ意識してみてください。
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