先日、現在リバイバルで映画館で上映されている「もののけ姫」を観てきました!
金曜ロードショーで昔少し観たことはあったのですが、映画館の迫力ある画で観るのは初めてだったので、映画館の席に座った時点で感動でした!
さて、「もののけ姫」の物語の内容についてですが、大きく見ると、人間と森の神々との戦いを描いているのですが、それが、「愚かな人間」と「裁きを下す神々」という単純な構図ではないところが、さすが宮崎駿監督という感じでした。
確かに先に森を侵したのは人間ですが、彼らは彼らの事情があり、自分たちの幸せのためにやっていたことが、森の破壊につながってしまっていただけでした。
しかしもちろんその被害を被るモノがいて、怒るモノがいる。神々としての裁きというよりは、仲間を殺された怒り、森を破壊された怒りで人間たちに牙を剥くのでした。
少しの文章にまとめる事など到底できない奥深さのある「もののけ姫」ですが、そこから強いメッセージを受け取りました。
世の中は単純な善悪で動いているのではなく、それぞれがそれぞれの幸せを追う結果、争いが生まれてしまう、
そんな生きづらい世界でも、生きる人は、強く生きなければいけない。
そんなことを伝えに来ている映画のように感じました。
この映画はたしか森とともに生きる、みたいなセリフがあった気がするけど、
共に生きるっていうゴールには色々な方法論がありそうだよね。
一緒にゴールを目指せる信頼関係が人間と森にあるのかどうか?
本来はそこから問われる課題な気がする。
高橋さん!
ありがとうございます!
その通りですね!
最後の場面で、主人公のアシタカがヒロインのサンに「共に生きよう」
と言います。
それは、「同じ場所で生きる」という狭い意味で言っているわけではないんですね。
「お互いどの場所にいても、どういう事情や思いがあっても、それでも共に生きることを選ぼう」という、
(人と森それぞれの立場にある)お互いの信頼関係に希望を託し、争いのない未来を願う想いが込められていたように思います。
全ては信頼関係から始まる、ということを伝えられた気がしました。