人生が変わる本

あ、どうも。こんちゃには　　
今日は、私が最も影響を受けていいるといっても過言でもないバイブルを紹介しようと思います！

タイトル：『妖怪アパートの幽雅な日常』
作者：香月日輪　
小説、漫画、アニメと幅広く展開されている香月さんの代表作！
この本と出合ったのは中学三年生の時、当時の彼女から借りて読んで好きになり高校生の時に小説を全巻買い揃え、最近漫画を全巻揃えました。今4周目読んでます。笑
始めは単純にストーリーを楽しみ、歳を重ねるにつれて以前読んだ時より広がった世界で読むことで言葉の重みや作者が伝えたいこと、「察」の部分を理解でき成長させてもtらっていますね。

♪自分の話ばっかだとつまらないのでストーリーをちょこっとご紹介♪
物語の主人公は稲葉夕士くん。両親を亡くし、中学三年間を親戚の家で過ごし、学生寮のある学校（高校）に合格したものの、その寮が火事で全焼。どうしても親戚の家を出たかった夕士は、アパートを探し、何かに導かれるように、「寿荘」へやってくる。
住宅街の中にあって異様ともいえる洋風建築の、古い古い二階建てアパート寿荘は、その外観からでも充分「妖怪アパート」の称号を得るにふさわしいのだが（実際、近所では「妖怪アパート」の名で通っている。寿荘では伝わらない…⁉）、実は本当に本物の妖怪の巣だった。
まずは「大家さん」、これが黒坊主。賄さんは手首だけの幽霊「るり子さん」、妖怪のくせして人間界で経理課長を務める「佐藤さん」、成仏待ちの子どもと子犬の霊「クリとシロ」。
しかーし！！！妖怪たちに負けない猛者揃いの人間たちも住んでます。詩人で童話作家の一色さん。十年以上ここに住み、大人向け童話を書き、一部に偏執狂気的に熱狂的ファンを持つ。この詩人の古い知り合い、深瀬明。一見暴走族のような見た目と裏腹に、狼犬シガーとバイクでタンデムする放浪画家。「除霊師」の卵で地元を離れて一人暮らし（丁稚奉公中）する女子高生、秋音ちゃん。ちょっとだけ眠り、人の三倍飯を食らう。謎の霊能力者、龍さん。長身痩躯、長い黒髪を束ね、黒のロングコートとパンツに身を包む美男子。この人がアパートに現れると、騒がしかった物の怪たちが一斉に静まり返って道を開ける。そして夕士くんの親友、長谷水貴。（と、登場人物だけでもこんなに書けちゃいます笑笑）
親戚の家でちぢこまって暮らし、世間・現実の厳しさに片意地張っていた夕士くん。そのすっかり狭まった世界の壁を打ち砕き、世界はもっともっと広いんだと、もっと広い目で自分の未来を、可能性をみつめろと教わり成長していく物語です。

主人公の夕士くんはもちろん、何回読んでも自分自身のタメになるというか、いろいろと考えさせられる作品でございます。香月さんが描く世界観が大好きなんですね。（読まないとわからないww）あと、料理の描写がとても多くて、めっっっっっちゃ美味しそうで（実際美味しいんだけど）お腹すいちゃう。
この作品の中でもたくさん“名言”と呼ばれるものは出てくるのですが、いいものがありすぎて選びきれなかったのでいくつか抜粋。
「悪い部分もすべては君たちの一部だ。切り捨てることはできないよ。だからそれはそれとして置いといて、君の目は未来を見るんだ。なりたい自分をね。行きたい場所、やりたいこと。夢を見る人間には、無限の可能性があるんだよ。だから人間は素晴らしい。たとえ、そこに欲深さの罪はあっても、未来へ未来へと進化するのが人間だ。良いことと悪いことを繰り返しながら」（佐藤さん）
人間嫌いの自分が人間ていいなと思えた瞬間でしたね。妖怪ならではの視点！
「救えねぇもんもあるさ」（深瀬明）
「どんなに大きな手で水を救っても隙間から零れ落ちる。水かきがついているというお釈迦様の手からもう水がこぼれてしまうだろう。アタシたちができることは手の中に残った水のことを考えること。零れた水のことじゃない。でもそれ零れた水のことはどうでもいいってことじゃない。あきらめろと言う意味でもない。この世は隣にいても手が届かないこともある。まったく関係のないところから手を差し伸べられたりもする。それが縁(えにし)ってやつだネ…」（一色さん）
めちゃ考えさせられますね。まだ100％理解できてないんです実は笑
「ただ歳を食っただけのやつを俺は大人と認めない」（長谷水貴）
年上なのに中身が伴っていない人っていますよね。まさにこれです。SIRUBEのミッションともつながる部分がありそうです

めちゃくちゃ長々と書いてしまいました。が、それだけこの本に対する思い入れや気持ちが強いです。もっと多くの人に知ってほしいと思って書かせてもらった今回のPandoでした！！！
P.S.もし記事を読んで、この本気になるよって人がいたらコメントくれると嬉しいです。小説か漫画を貸します。笑
SIRUBEの人にはぜひ読んでほしい内容なのでコメント待ってます！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり