スーパーさきさん

　私が考える自分のあり方・理想像について考えたときに、真っ先に浮かんだのは『不思議の国のアリス』に登場する、主人公・アリスでした。アリスは、一般的に見て「リーダー」という枠組みで連想されるようなキャラクターではありませんが、彼女にはしとやかで強い小さなレディとしての特徴だけでなく、リーダーとしても必要な素質があると感じたのです。彼女は穴に落ちてワンダーランドに迷い込み、好奇の目で見られたにも関わらず、時を過ごすうちに他の住人と打ち解け、堂々とハートの女王に異議を唱えられました。私はここに、アリスの持つリーダーの片鱗が見えていると感じたのです。これにインスパイアされて、私はアファメーションを作成しました。

①自分の意見を持つ
…他人の提案について、自分が想定していた価値が生み出されないと感じたとき、相手の意見ではどのような価値がなぜ生まれるのかを問い、自分の想定していた価値との差を伝える。

②結論に対し全員が納得し、不満を残さない
…個人個人の不満をくみ取り、折衷案を提案し、この推敲プロセスを繰り返すことで全員にとってのbetterを目指す。

③全員と公平に渡り合える
…誰の意見も平等に重要であることを分かってもらうため、人の意見に傾けて、共感を示し、意見を言いやすいような場を作る。

④自分の話を聞きたいと思ってくれる人がいる
…自分の話を聞いてもらうには、まず相手の話を積極的に聞くことが必要である。相手に寄り添ってから自分に寄り添ってもらうことを守る。

⑤常に感謝する
…自分をリーダーとして慕ってくれるのは、当たり前のことではないから、自分についてきてくれることをありがたいことだと常に思うこと。

⑥みんなの「好き」を認める
…好きなことでチームに貢献することでみんながフルパワーになることが理想的だと考え、みんなが全力を発揮できるようにする。

⑦自分が大黒柱となる
…自分がまず精神的に安定し、みんなに安心感を与え、参加しやすくする。

⑧みんなに愛される
…みんなを個人として尊重して意見を聞き、結論に反映させることで同じくみんなを受け入れることで自分が受け入れられ、みんなが自分のファンになってくれる。

　アリス自身または作者のルイス・キャロルがこれを意図していたのかは知る由もありませんが、このような哲学を持って行動すれば、アリスのようにみんなから愛され、支持されるようになるのではないかと思います。理想の自分に向かって精進していく次第です。