路上生活者の町「西成」

ホームレスまたは路上生活者と聞いてどういうイメージをお持ちでしょうか?

私は、この活動を行う前は路上生活者のことを全く気にかけていませんでした。というか、勝手に目をそらしていただけかもしれません。だから、イメージは、不潔で怖いという者でした。

私は大阪・西成で多くの路上生活者の方が社会復帰できるようにという思いで、西成で活動をしています。この活動を経て、今までの思っていた路上生活者に対するイメージは大きく自分の中で変容しました。

西成という町は、日雇い労働者の町で、多くの路上生活者がいますが、10分くらい歩くと、大阪の観光名所である”通天閣”や”あべのハルカス”に到着します。しかし、そんな西成はとても閉鎖的で、だれも近づこうとはしません。このように、路上生活者は社会的に排除されてしまうのです。だからこそ、私たちは何かできないかと思い、活動をしています。

路上生活者の方が社会的に排除されるのはどうしてでしょうか。私は、路上生活者に対する情報の量が関係すると思います。

私は今までどこか、心のなかで、「自分のせいで路上生活者になってるのだから、仕方ないんだ」とと思っていましたが、それは違います。

彼らがか抱える背景にはたくさんの道のりが隠されいます。そんなことを知らずに、不潔や怖いなどという勝手な偏見を持っていた自分が少し怖いです。

今後、ホームレス班として大阪・西成で路上生活者の方とともに何ができるのか考えていきたいと思います。

皆さんもこのコロナが落ち着き次第、まずは「西成」に足を運んでみてはいかがでしょうか?



なり
2020.07.31

ホームレスの方が多くいる西成の釜ヶ崎やあいりん地区といった所のスグそばには豊かさの象徴ともいうべき"あべのハルカス"や"通天閣"があるという事実はなんとも言えない皮肉ですよね。これまで彼らを"自己責任"という簡単な言葉で扱い、遠ざけてきたことを知った途端に、認識をあらためなきゃいけないという思いが心の底から沸々と湧きます。

山田聖哉
2020.08.01

コメントいただきありがとうございます。このことは、大阪・西成でだけでなく、東京では新宿などにホームレスの方がいらっしゃいます。こうしたことを一歩ずつ解決していくには、寄り添う力が必要だと思います。

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