コロナ禍を受けて私達に出来ること (株)ジィ・アンド・ジィ様インタビュー【旅行事業部】

中小企業班では、新型コロナで中小企業はどれほど影響を受けたのか?そこで何か学生で、できることはないのか?という思いで、
(株)ジィ・アンド・ジィ様にインタビューを行いました。

:先程投稿にあった、えすぽツーリストというのは、(株)ジィ・アンド・ジィ様の旅行事業のことです。今回は旅行事業部だけでなく、IT事業部にもインタビューさせて頂いたので、(株)ジィ・アンド・ジィ様としています。

そこで、今回はその内容を要約して、旅行事業部から紹介します。


まず、どれだけの影響を受けたかというと、
今年4月5月の売り上げがだったことです。
想定内といえば想定内だったのですが、いざ生の声を聞くとかなり衝撃的なものでした。
旅行業界においては4月5月はゴールデンウィークもあることから、年間で2番目に忙しい繁忙期と言えます。年間の総売上の多くを占める4月5月の売り上げがないということは、想像するだけでも影響が甚大であることがわかるかと思います。

そして、その4月5月は旅行のキャンセルが相次ぎ、その対応に追われていたようです。

実際には代理店のシャッターは閉めてるけど、そこに張り紙を貼って(電話番号など記載)、中には一人スタッフがいるという形で返金作業を行ったそうです。

とはいえ、予約が入り始めている嬉しいニュースもありました。

特徴的なのが、
露天付きといった良い部屋から売れていっているようです。
また、そういった意見も取り入れた対応策として、
感染リスクを考慮したガイドラインの立ち上げを行っていました。

バイキングは危険、お風呂場の更衣室も接触があるかもしれない。
様々な感染の危険を考慮して旅行業界の生命線は必ず守ると力強く仰っていました。

また、コロナの影響で出来ることもたくさんあったとも仰っており、

新入社員に対して研修を交代で十数回にわたって実施し、入社してから2ヶ月半で、今までの新入社員が半年かかって覚えるぐらいの事を既にマスターさせることが出来たそうです。

さらに、我々の研究で、旅行代理店への来客数を増やす上で、紙媒体よりもネットを通じた広報が効果的であることが判明し、そのサービスの充実に注力出来たことも仰っていました。
例えば、(株)ジィ・アンド・ジィ様はインスタグラムアカウントの開設とラインを通じたサービスの始めてくださいました。

まずインスタグラムについては、
現在フォロワーは85名、目標は300名と設定しているそうです。
またJTBのホームページ〈(株)ジィ・アンド・ジィ様の旅行事業「えすぽツーリスト」はJTBの総合提携店〉にて、えすぽツーリストのページにインスタグラムのアカウントに跳べるリンクを貼ったそうです。これまではこういったことは他のJTB店舗ではしておらず、JTBの直営店舗ではない、総合提携店が積極的にSMSで情報発信していることを売りにして、今後もインスタを続けていきたいとおっしゃっていただきました。

またもう1つ開始したのがラインを用いたお客様とのコミュニケーションです。
IPadを各店舗に設置し、お客様と社員がラインでやりとりをできるようにしていただきました。ラインの登録者数を増やすにあたり、えすぽツーリスト様はお客様へハガキなどのお手紙を送る際に、ラインを登録するためのQRコードを載せたそうです。
その効果もあり、現在ライン登録者数は481名だそうです!
これまではダイレクトメールでハガキを送ったり、店頭にポスターを貼ったりしており、その費用対効果を知るのが難しかったそうです。それがラインの導入により、瞬時に宣伝ができて、それぞれのお客様がどんな反応をしているのかをわかることができるという点で、導入して良かったとおっしゃっていただきました。

我々の研究が実際にこうして社会に微力ながら形になっているのを目の当たりにできたのは、本当に嬉しかったです☺️
また今回新型コロナの影響で、お客様が店舗に来店できず、直接的にコミュニケーションが取りづらい環境になった今、割とタイムリーにそれらをデジタル化する機会になったのかもしれない、という印象を受けました。











関連記事