「勝負師というのは殺伐とした鉄火場で
ひとりぼっちで生きる生き物」
ある漫画に出てくるセリフである。
これがものすごくひっかかっていた。
これまで出会った中で最高の監督さん、
後輩たちのために動いてくれる先輩方、
何か持ってると感じさせてくれる同期、
いい刺激を与えてくれる後輩たち、
この西南に居心地の良さを感じていたのかも
しれない。
だから自分は見失っていたのかもしれない。
「主将の本質」、「勝負師の本質」を。
居心地の良さを感じ、他人に対して情を抱くように
なったら主将、勝負師として終わりだ。
それを見失っていては、このチームを
去らなければならない。
遅かれ早かれ、あと3ヶ月でチームを去る。
何もかも放り出してチームを去るなんて
ことはしたくない。
去るからにはこのチームを優勝させて
神宮に導く。
それが創部100周年を迎えたチームの主将の使命で
あり、勝負師としての使命である。
大久保の決意と覚悟が感じられた。
ラストシーズンはリーグ戦だけでなく、ユニバーシアード、そして神宮。
神宮までの道のりは決して楽な道のりではないと思う。
勝つ事で証明し使命を全うして欲しいと思う。