『相手に素直に話して欲しいなら、自分が素直にならんと同じように帰ってこんくない?』

そう言われた時、全身にドカーンとイナズマのような衝撃が走った。

自分が人間関係ですごく悩んでいた時、悩んでいた原因が、友達と話す時にどうしても見えない壁を感じてしまうからだと気づいた。

「何でそんなに気を使って話さなきゃなんないんだろう。」

"傷つけたくない"って理由で言いたいことをオブラートに包んで遠回しに言ったり、ネガティブな感情を無理やりポジティブな感情で押し殺そうとしたり

この見えない壁の正体はお互いが知らず知らずの内に過度に気を使って素直に話すことを制限してたからだと思った。

正直、この状態のおしゃべりが1番つまらない。

どんだけ深い話が出来ても、お互いが素直に話せてなかったら結果的に浅く感じてしまう。

まったく記憶にも残らない。

でも、そんな時にとある仲間から言われた一言に衝撃を隠せなかった。

『相手に素直に話して欲しいなら、自分が素直にならんと同じように返ってこんくない?』

まさにその通りだと思った。めちゃくちゃに反省した。

「相手に素直に話して欲しい」と思う以前に、自分が全く素直じゃなかった。

話し相手を無意識に観察している内に
いつの間にか話す相手の表情と言動を気にして
会話を全く楽しんでいない自分が出来上がっていた。

素直じゃなかったのは元より他の誰でもない自分自身だった。

じゃあ、俺が素直になろう。

そう気づいてから話す時に相手を過度に気にすることを辞めた。
今までは相手の意見にただすら共感するイエスマンだったけど
「これは違うな」って感じたら反論することも増えた。

ネガティブな感情を封じ込めてむりやりポジティブに考えようとする人に
「素直になってよ。」って直接言うんじゃなくて
「もっとネガティブな部分もさらけ出していいんだよ。」って導くつもりで
自分自身もネガティブな感情をさらけ出しまくった。

そしたら、少しずつ周りも変わってきた。
お互いに気を使って話すことも無くなって
話す度に感じてた見えない壁も感じなくなった。

心から仲良くなりたいなら
変なプライドとか観察眼なんか放り捨てて
ネガティブな感情も赤裸々にさらけ出して
"ただの友達"から"仲間"になろう。

これが今回読者の皆さんに強く伝えたいこと。

そし、さいごに1つ質問させてください。

あなたは誰かと話す時に素直になれていますか?


野邊 秀紀
2021.02.10

難しい・・・

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