私にとっての2020年は想定外のことだらけだった。2020年に入り,春休みに旅行や短期間の留学に行こうかなと考えていた計画は次々と新型コロナウイルスにより全てできなくなってしまった。
人と当たり前に会って遊んだり,大学の友人と一緒に講義を受けることもままならない生活になってしまった。
「日常の当たり前が当たり前ではない」ことを実感させられた2020年。
大学もオンライン授業になり,大学のサークル活動もなくなって家での生活が多くなり,人との関わりが薄れていくことに不安を感じた私は,大学外のコミュニティを広げていきたいと考えた。
子どものボランティアをしている団体,国際協力の団体,サークルなど自分の興味のある団体の説明会を聞きにいったり,体験会にも参加した。どの団体,サークルも魅力的ではあったが,いまいち自分の中でしっくりくるものはなかった。
そんな模索していた中でたまたまSNSでTABIPPO 学生スタッフ募集中というワードを見つけた。「なんだろう⁇聞いたこともない団体名だな」と少し興味が湧いてみてみると若者に旅の魅力について学生が主体となって発信する団体だった。
私自身,旅行することは好きだが,海外旅行は一度行った修学旅行のみで国内もそこまで多く旅行したことはなかった。だけれども,学生が旅に関するイベントやコンテストを運営しているというところに惹かれてすぐに説明会に応募してTABIPPO学生支部として活動することとなった。
TABIPPO との出会いは,本当に偶然だったと思う。
もしあの時,TABIPPO というワードを見ていなかったら自分は今,どんな生活を送っていたんだろうと考える時がある。バイトばかりしてたのか,もしかしたらボランティア団体に入っていたのかもしれない。それは分からないけれども,私はTABIPPO に入って良かったと思う。
TABIPPO での活動はひとつひとつが自分にとっての新しい挑戦でイベントの運営や集客,旅のコンテストの審査など時にはうまくいかないことがあってもその度に学ぶことができた。それに加えて大学では絶対に関わることができないような素敵な仲間に出会えたことがなによりも大きな収穫だった。
自分の意見をしっかりと人に伝える力や責任感を持って最後までやり遂げる力を身に付けることができ,一年前の自分よりも大きく成長できたと感じる。
そんなTABIPPO の活動も残りわずか。
今年は史上初のオンライン開催となったBackpack FESTA2021のイベント。何もかもが初めてのことだらけだけれども
悔いなく仲間たちと笑顔で終えられるよう,自分らしく新たな経験を楽しみながらやり遂げていきたい。
今までも、これからも沢山素敵な出会いがあるんだろうなあ。