「旅を広める」
私たちTABIPPO学生支部、いや、株式会社TABIPPOに関わる全ての人が、毎日呪文のように言って、聞かされている言葉。
旅を広める。旅で世界を、もっと素敵にする。
この言葉のために、このVisionのために、私たちは毎日毎日必死に活動している。
そんなんだから、少し本気で活動している人たちは、
「旅を広める、って、なんのために?」
こう自問したこともたくさんあると思う。
答えを自分なりに見つけたのか、自分では見つけられないけどとりあえず活動は一生懸命やってみてるのか、わからないけどまあ、いいや。それは。
ところで、「広める」ってなんだと思う?今回は、ここに着目したいんだ。
広める: 物事が広く行き渡るようにする。「学問を世に―」。特に、広く知られるようにする。(参照:Oxford Languages)
だそうだ。
物事が広く行き渡るようにする。広く知られるようにする。
ふむ。
私たちの活動で言えば、この「物事」という部分に「旅」というワードを変換するのか。
じゃあ、旅が広く行き渡るようにするために、広く知られるようにするために、
私たちは何をしているんだろう。
BackpackFESTA 僕らはまた、旅に出るhttps://bpf.tabippo.net/2021/
武井壮、ヴィエンナ、乙武洋匡を筆頭に
日本中のスゲーーーーー変な人たちが、集まって、旅と人生についての話をする。
そのゲストも、コンテンツも多種多様で、
「旅」について話してもらうというより、「その人の人生や価値観」について話してもらう。そこにちょっとだけ旅が付随してくる。
これこそが、金剛力士像がTikTokをするということだと思う。
渋沢栄一の論語と算盤、とある一節。
孔子とその弟子達が残した、所謂ところの道徳の書「論語」(栄一のバイブル)。
こんなに素晴らしい書物を手に取らない人が多い理由を、栄一はこう指摘していた。
「(『論語』を小難しく捉えようとする学者は)(何かとつけて敷地内に来訪者を入れない)口やかましい玄関番のようなもので、(その教えをより多くの人に届けようとしている)孔子にとっては邪魔者なのだ。こんな玄関番を頼んでみても、孔子に面会することはできない(孔子の教えに触れることはできない)。」
この指摘を借りていえば、BackpackFESTAは「旅を広める」というTABIPPOのVisionにとっての、令和における最強で最優(やさしい)の玄関番と言えるのかもしれない。
さて、金剛力士像、広めるにはどうしたらいいか考えたことある?
全く金剛力士像に興味ないあなたに、めちゃ金剛力士像が大好きな私が、こんなことを言ったとしよう
「金剛力士像ってね仏教の護法善神つまり守護神である天部の一つでねサンスクリットでは「ヴァジュラパーニ」と言ってね、てかサンスクリットって何か理解してる?してるよね当たり前だよねまあいいや話続けるね。金剛力士像は「金剛杵(仏敵を退散させる武器)を持つもの」を意味するんだよ。開口の阿形像と、口を結んだ吽形像の2体を一対としててねそこもすげーーーかっこいいよね、寺院の表門などに安置することが多いんだよねてかそもそも金剛力士像って日本中に何対あるか知ってる?答えはね...」
興味持たないでしょう。
絶対。
どれだけ金剛力士像が好きでも広めたくても、金剛力士像がめちゃくちゃ素敵だったとしても魅力に溢れていたとしても、絶対に「知らない人」がこれ聞いて興味持つことないでしょう。コアなオタクと語り合うならこれでいいかもしれないけどそれって広めてるのかい?違うよね。
だがしかし
金剛力士像が、TikTokのアカウントを作って、あの顔面でめちゃくちゃ踊ってバズったとしよう。
めちゃくちゃ機敏でキュートな踊りをしながら、たまに「私とあなたで阿と吽❤️」とか言って二人のゴリゴリおじさん(金剛力士像)がお互いのほっぺ触って踊ってたとしようミッキーマウスマーチとかに合わせて。
気になるし、人と話したくなる
よね。
広めるって、そういうことなんだよ多分。そういう覚悟がいるんだと思う。
本来であれば、めちゃくちゃ厳かで、秩序正しく扱っていきたい金剛力士像
本気で広めたいのであれば、その「こういうもんだ」っていう固定概念を外して
ターゲットの文化にこちらからフィットしていって
そこで全力を出す。全ては相手の価値観で考える。
これが、広めることだと思う。
いらないプライドなんて捨てることが、ビジョンに懸けた本物のプライドを死守するための唯一の手段なんだと思う。
だから、BackpackFESTA、旅を広めたいから、旅人だけを集めて、旅人にしかわからないトークをするなんてそんなくだらない、怖い玄関番みたいな事は、しない。
旅を広めたいから、あらゆるジャンルのあらゆる人を集めて、
お客さんがいっっっっっっっっっっっっっちばん楽しめるコンテンツをお客さん目線で必死に考えて、
最強に満足してくれるものを用意して
そこに、少しだけ、「旅」のエッセンスを付け足していく。
楽しかった、凄かった、震えた、感動した
お客さんのこの感情に、必ず
「旅って、すごいな」
「今月末、誰かを誘って、ちょっとどこか行ってみようかな」
この希望に満ち溢れた新しい感情を併せ持たせる。
BackpackFESTA2021
旅という論語を広めたい私たち孔子にとっての
最強で最高の、日本最大級の玄関番。
きてください。
絶対に、必ず、本当に
あなたの中の、何かが変わる。
あなたが知らなかった、あなたの心を惹きつける、未知の扉が開く。
必ず。
それくらい学生を本気にさせるもの、魅了するもの、
旅
さて、気になりませんか?
無料チケット、有料チケット両方あります。
ぜひ有料チケットを買っていただければと思います。それは多分当日来てくれたらわかります。
とにかく、2月28日、3月6日、3月7日。
1時間でも暇があるなら、
玄関先で、お待ちしております。
著: 最強の玄関番作成部隊TABIPPO学生支部2021大阪万博 アイヌパビリオン担当
てらお(ゴールデンカムイオタクに名前いじるなと怒られたので修正)
おわり