【宇宙産業の未来を探しに】

最近すっかりハマっているのが「宇宙産業」です。
今日、前澤さんが宇宙に旅立ちました。
youtubeで観てましたが、単純にワクワクする。
何でしょう、この感覚は。
ニュースでは「宇宙旅行時代の到来」と盛り上げてくれてます。
この宇宙産業、例えば、大分空港が「宇宙港」になろうというニュースが最近話題をさらっています。大分空港ではVirgin Orbit社と組んで、飛行機搭載型ロケット打ち上げを実証し始めてます。
しかも、宇宙人観光の受け入れを始める、というノリノリの企画までしていて、
大分はにわかに「宇宙県」アピールで目立ってきています。
→ “宇宙人歓迎!”大分県の観光を宇宙で盛り上げる 宇宙人向けの商品を発表
そういうわけで、「超小型衛星で日本をリードしている研究室が九工大にある」とJAXAの友人から聞きつけ、たまらず九州工業大学の戸畑キャンパスの趙先生に突撃し、話をたっぷりと伺った。

→ 九州工業大学 工学研究院 宇宙システム工学研究系 趙孟佑先生
この研究室、構内にも疑似施設があり、超小型英英をこれまで21機打ち上げ、なんと世界一。とにかく、人工衛星は、打ち上げ需要の割に供給(つまり打ち上げロケット)が圧倒的に足りないか、あっても高価ということが問題。
そこに趙先生は、「低コスト」の打ち上げというプロジェクトを立ち上げ、ネットで買った機材・素材を加工・組み立てし、コモディティ化する小型衛星の打ち上げをバンバンやっていこうと志しているのです。
でも、実際の趙研究室は、30ー40人の研究生の相当数が、新興国から送り込まれた留学生。パラグアイ、アフリカ、モンゴル、ブータンなど。ここから、世界中の人工衛星の打ち上げ、あるいはその人材づくりを進めているのです。
でも、人工衛星、宇宙産業が、日本、北九州で、どんどん強くなっていけるか?と言うと、ことはそう簡単ではない。大きなチャレンジとのこと。
まずは、「人材」。機械加工は地元で、電子機器も頑張れば地元で担えるかもしれないが、やはり「データの利活用のアイデア」を出せる人材がまだ日本は圧倒的に少ないそうだ。やはり…。あえて国内では東京に集中していることは例の如く。
そこから話は、「どうしたら、北九州や福岡県に、宇宙産業の可能性が広がるか」に広がった。
趙先生は、簡単じゃないけど、「まずは宇宙系スタートアップ」を誘致することはアリかもと。それには、地場産業のインフラがあって、加工・実装、ネット環境などなど、そしてデジタルが普及しているものづくり環境。電子工学に強い人材も育てる。さらには、英語使ってグローバルに動ける環境。これらを揃えれば、見込みはあると。
うーん、毎回ここに来る。結局「人材」だ。人材を惹きつける、人材を生み出す土地になることが、宇宙産業でなくても、結局は「王道」である。
趙先生いわく、北九州の可能性を敢えて見れば、やはりスペースの広い大学(東京では無理な)、物価安の居住環境、は武器になると。
そして、crazyなことを考え付くタレント、それを受け容れる土地柄が大事だ、と。
さて、日本の宇宙産業の勝ち筋は?
現状、確かにアメリカがやはりここでも圧倒的にリード。
でも、「低コストの衛星をつくる、利用する」という分野ではまだまだ戦えるはず。
国もがっちり基盤を創る必要あるし、人材づくりも大事。
宇宙は確実に「民間」の時代。つまり「ビジネス」になる時代。
ここで乗るか反るか。次の時代の大波をつかむには、大きな海図をもって進むことしかない。
何しろ、宇宙は、子供と若者の目をキラキラさせる魅力的な分野だ。

関連記事