1st Stage(1年前期) 歯ブラシスタンド

志望職種
プロダクトデザイナー

学科・専攻・コース
プロダクトデザイン学科・工業専攻

作品タイトル
dry CUBE

作品画像

使用したスキル・実作業時間
Rhinoceros(6時間)、イラストレーター&フォトショップ(3時間)


課題の概要
Rhinocerosを使って歯ブラシスタンドを作る!

作品の概要

Rhinocerosで歯ブラシスタンドを作りました。汚れやすいものなので、掃除のしやすさとシンプルさ、清潔感を意識しました。また、2wayにして変形させ干せるようにしました。

作品製作時の思考過程

歯ブラシスタンドを作るという課題だったので、歯ブラシスタンドに必要なものは何かを考えました。まず、1番要求されるのが清潔感。次に必要なのが掃除のしやすさかなと思います。
​歯ブラシスタンドの清潔感を損なわないためにどうするべきかと考えた時に、風通しを良くすること、水が溜まらないようにすることを意識しました。
まず、清潔感をイメージした外形として幾何学的な形である立方体を元に作りました。
次に風通しを良くするためにフレーム構造にして穴を沢山開けました。また、歯ブラシを斜めに入れることで底面を使わず固定しました。そうすることによって底の面にも穴を開け、水が堪らず、持ち手の入る部分も風通しを良くすることが出来ました。
他にも、​歯ブラシスタンドの清潔感を損なう原因として、湿度の高いお風呂場の隣の洗面所に置いてることがそもそも宜しくないのではないかと考えました。
​歯ブラシスタンドを洗面所の風通しの悪い部分にわざわざ置く必要性はあまりないと思われます。
解決法として吸盤を使って壁や鏡に貼る方法や、干すという選択肢も考えました。
​吸盤で貼る方法は落下したら不味いので断念しましたが、干せる歯ブラシスタンドを作製したら斬新なものになるのではないかと考えました。
ただ、洗面台に置くというのも利便性という観点からは捨てずらいので、自分はどちらの機能ももった2wayの歯ブラシスタンドを提案することにしました。
立方体の真ん中のパーツをストッパーに当たるまで引き出すことでポールなどに引っ掛けて干せるというものです。

最後に、清潔感を重視した色を歯ブラシスタンドに選択しようと思いました。最初に作った時は純粋・清潔の意味をもつ白やそれに近いたまご色にしようかと思っていたのですが、黄ばみなどが目立ってしまうと気づいたので明度を上げた爽やかな水色と明度をあげた明るいピンクの2種類を選びました。

同級生の作品への感想
リンさんの歯ブラシスタンドがとても印象的でした。ある程度いじっているからこそ3DCADでのかわいいキャラクター製作の難しかっただろうなと思います。何より曲面の表現が素晴らしくて、今回自分はあえて幾何学的な構造を選びましたが、技術がついてくればまた違った方法で清潔感を表現出来たかもなと思いました。精進し続けていきたいです。

教師の作品の完成時講評と感想・反省

先生からは、5年間歯ブラシスタンドの課題をやってきて2wayの歯ブラシスタンドの提案が出たのは初めて、とても面白いとのコメントを頂きました。新しい物を提案できて正直とても嬉しかったです。
ただ、歯ブラシを干した時にこのままの構造だと歯ブラシが2.3本の時偏ってしまう可能性があるからフックを2つに増やした方がいいとの指摘を頂きました。
使用時のイメージをしながら細部までこだわって初めていい物を提案出来ると思うので気を抜かずに色んな使い方を想定できるようになりたいです。

公開年月日
2023年7月



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  • 歯ブラシスタンド_レンダリング.pdf
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