たった十数センチの一枚

何気なくCDショップに行くのが好きだ。

学校帰りの電車の待ち時間。駅や商業施設を歩いて回るとなると、一番に思いつく行き先がCDショップか本屋。
自分が好きなアーティストを一通り見て、話題になっているアーティストや友人が好きなアーティストを見る。行って必ず買うというわけではないが、CDを見るという行動が好きだ。幼少期からアイドルや親世代のアーティストが好きなので、人よりCDというものになじみがあるのが大きいのかもしれない。

最近はストリーミングや動画投稿で楽曲を公開しているアーティストが大半を占める。
ダンスをやっている影響で色々な音楽が好きなので、そういう聴き方ももちろんしている。
それでも私はCDを買って聴くのが好きだ。買って以降、毎回CDを使って聴くというわけではないが、形に残るというのがいい。

ジャケットの写真、CDの印刷、歌詞カードなど。CDだからできる曲以外のものが好きだ。あのたった十数センチの中に、たくさんの魅力が詰まっている。


(表紙は推しであるGENERATIONSのCDです。紙一枚にCDのみというレトロなレコードを模したデザインなうえ、トラックを利用したボイスドラマ付き。CDだからこそできるが詰まった大好きな一枚です)