子供向けスマートウォッチのプロトタイプ作成から学んだこと

​2月9日ロジカルシンキングの授業で
​これまで学習してきたことを活かし総まとめとして
デザイン思考におけるグループワークを行いました。

保育園、幼稚園、学童保育に通う子供に親が安心して持たせられる携帯デバイスを作成するというトピックを元に
リーダー、ファシリテーターを中心にPOVからHMVを書き出し次に具体的にどんな製品がいいかを考えそれに元ずいてプロトタイプを作成しました。

​私たちが重要視したことは
​・小さい子供でも扱いやすい
・持っていても無くしにくい
・価格が安い

その結果比較的簡単な操作で動かすことが出来て、腕に着けられるので無くしにくく、スマホやタブレットよりも安価なスマートウォッチをモデルにプロトタイプを作ることにしました。

約1時間半をかけてスマートウォッチ本体と操作した時に表示される画面をダンボールや画用紙を使い完成させました。

このスマートウォッチには
​・電話
​・メール
​・緊急通報用のSOS
​・音楽
​​の4つの機能を搭載させました。
​音楽の機能を搭載するか否かで討論になりましたが
​作成前の説明で自由度のはなしをしていたので搭載することにしました。

作成したプロトタイプを実際にユーザーテストしてもらい良かった点やアドバイスを頂きました。

その中でも特に参考になったのは、
・親御さんたちは子供の目が悪くなる事を危惧し、文字の小さいスマートウォッチをあまり買い与えないこと。
(タブレットなどの画面が大きいものが多い)
​という事でした。
​・小さい子供、特に保育、幼稚園生にはスマートウォッチは扱いが難しい事。
・初期設定が複雑でコンピューターに詳しくない大人はなかなか設定できない。

特に小さい子供を対象とする商品にするなら子供側にアクションを求めるのではなく、自動で転倒や位置情報を検知して親御さんのスマホに通知する機能があった方がいいとの意見を聞き、自分たちとは違う視点の意見というものの大切さがよくわかりました。

​自分たちの中ではスマホを使えるのが前提条件だったので初期設定をスマホでいかに楽にできるかや子供目線からどの機能があれば楽しいかを考えすぎていたことを自覚しました。

今回の授業で実際に考えたものを形にする事の大切さや自分達とは違う視点を取り入れることの重要性を学ぶことが出来ました。

​この先プロトタイプ作成をする際に色んな人に見てもらうことを取り入れていこうとおもいます。