対立項を用いた近年と過去のコスプレ文化の違い

対立項を用いた文章を書くという課題で書いた文章です。

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過去と近年のコスプレ文化の違い

近年では、日本のコスプレ文化が幅広く認知されてきている。
日本で最初のコスプレブームが起こったのは、1980年頃。エヴァンゲリオンが放送された影響だとされている。その後の2000年初頭になると、メイドカフェやコミックマーケットの影響で、徐々に認知されるようになった。だが、この時はコスプレというとヲタクがやるもの、小さなコミュニティで盛り上がっているものという一般の人の目には触れにくい印象が強かった時代でもある。一般の人の目に触れるコスプレはせいぜいハロウィンぐらいだった。
 
それが幅広く認知されてきたのは2010年頃。社会現象となったアニメ作品が増えたこと、インターネットの発達、コスプレをはじめとしたサブカルチャーのメディアの露出が増えたことによって、世間の目に触れることが増えたことが原因ではないかと推測している。近年だと地域協力型のイベントや、コスプレ特化のイベント、更にはコスプレして参加できるダンスイベントまで開催されるようになった。これは日本のみならず、海外でも開催されている。今ではYoutubeやInstagram、Xで検索すると、たくさんのコスプレ関連のコンテンツが出てくるまでになった。
 
　一方で、小さなコミュニティで盛り上がっていた名残からか、近年のコスプレ文化に対する疑問や不満を持つ人が増えている。日本人の特徴と相まって、日本でのコスプレ文化では、暗黙の了解やルールが多い。特に配慮やそのキャラクターのあり方に厳しい人もおり、先ほど例に出したダンスイベントについても、キャラクターの格好で自分勝手に盛り上がるのはよくないという意見がある。最近ではSNS等で攻撃的な人が目立つのも問題だ。これにより、コスプレに興味のある人が近寄り難く感じてしまったり、中傷され怖い思いをしてしまったりという事例も少なくない。海外だとそういった事例はあまりないようだが、日本では敷居の高い文化という印象がついてしまっている。
 
私は、友人から勧められて、去年からコスプレをしてダンスをする活動をしている。一年で感じたのは、そういった活動をしている人を見て、自分もやりたいと言って始める人も多いということだ。ただ、敷居が高い文化という印象があるため、小さなコミュニティじゃないとやりにくいという人も多い。それには私も共感している。
 
先ほども述べた通り、幅広く認知されてきたとはいえ、敷居の高い文化というイメージが強い。好きの表現の一つではあるため、もっとやりやすいものになればいいなと思う。